投稿

2011の投稿を表示しています

リヨンとリエット

イメージ
トゥールのご紹介 の続きです。 トゥールに行かれたら是非召し上がっていただきたいものがあります。いえ、召し上がっていただかなくてはいけません。それは 、 ‘リヨン’ と呼ばれる郷土料理と 、豚の ‘リエット’ です。 リヨンは、豚の3枚肉を白ワイン(ヴーヴレーのものがベスト)と肉汁で蒸し煮にしたもので、ちょっと豚の角煮のようなお味が日本人の口にも合うと思います。マルシェなどで購入可能で、そのまま頂けます。 リエットは、肉を香草などと共に脂の中でやわらかく煮ほぐし、ペースト状にしたもので、いろいろなメーカーのものをスーパーで見かけますが、こちらのメーカ 『Hardouin(アルドワン)』 のものが断然お勧めです。ペーストというより、肉を食べている様な食べ応えがあります。ル・マンのものも有名ですが、あちらは工場生産、こちらは手作りで、歴史も古いのだとか。 『Hardouin』はヴーヴレーに本拠地がありますが、トゥールには2店舗、 駅そばのBernard Palissy通りに1店舗 と、 Place des Hallesの常 設市場に1店舗 、あと郊外にレストランもあります。 『Hardouin(アルドワン)』 素敵なクリスマスをお過ごし下さいませ。

CANOVIANO CAFE(カノビアーノカフェ)

イメージ
先日、 東京 ミッドタウン にある 『CANOVIANO CAFE(カノビアーノカフェ)』 におじゃまいたしました。 お隣にある美術館『21_21 DESIGN SIGHT』に伺う度に、素敵なお店と気にはなっていたのですが、 なかなか機会がなくて、今回やっと伺うことが出来ました。 建物はお隣と同じ 安藤忠雄さんのデザイン で、平屋の様な、庭にはいつくばった感じのデザインでいい意味で目立たない作りが素敵です。 席から見える景色は、大都会にいるとは思えない程のどかなで、 お店のサービスも行き過ぎず、満足のいけるものでした。 そして大事なのが、お味 生クリームなどの動物性の油脂は一切使用していないイタリアン 、との事でしたので、 ‘健康にいいわ!’というより、‘大丈夫?’と言う感じだったのですが、 素直においしかったです。 野菜なども素材の味が生きていましたし、不思議と物足りなさはありませんでした。 そして、何より翌日胃が軽い!と感じたのが驚きです。 クリスマスが近い、これからの季節にいかがでしょう? レストランの詳しい情報はこちらからどうぞ。 http://www.canovianocafe.jp/ 次回は、トゥールのご案内の続きです。

Tours (トゥール)

イメージ
寒くなってきましたね。 のびのびになっていたフランスのご案内、今日からは ‘Tours(トゥール)’ とその周辺の街ですトゥールは パリからも近 く(モンパルナス駅からTGVで1時間ぐらい)、 古城めぐり (シュノンソー城、ブロワ城、アンボワーズ城など)の拠点、フランスの庭とも言われる、ロワール河周辺の 絵の様に美しい景色 などで有名ですね。 今回は、その美しいロワール河の近くにあるお菓子屋さん、 『POIRAULT La Livre Tournois』 をご案内いたします。こちらではお菓子やチョコレートなどを購入する事が出来ますが、特にプルーンから作った ‘Pruneaux Farcis(プリュノー・ファルシ)’ がお勧めです。フランスでプルーンと言えばAgen(アジャン)産のものが有名ですが、こちらの‘Pruneaux Farcis(プリュノー・ファルシ)’は、お値段もお手ごろでお味もOK。お土産にもいいと思います。 * 『POIRAULT La Livre Tournois』 は、 2020年現在閉業との情報ありです。

草間彌生

イメージ
11月27日まで 青山の ワタリウム美術館 で 「草間彌生展」 が開催されています。 そのうちご紹介しよう、と呑気に構えていたら、あと1週間しか無くなってしまっていたので、慌ててのご紹介です。 草間彌生さんといえば、‘かぼちゃ’ あの水玉模様が入った赤や黄色の‘巨大かぼちゃのオブジェ’を思い出す方が多いとは思いますが、 今回の展覧会では、1960年代の彼女の作品を見ることが出来ます。 ミラーボウルを使った作品や、映像作品、など様々です。 でもすべての作品に共通しているのが、同じモチーフ(例えば水玉模様)の繰り返しや、同じモチーフで空間を埋め尽くす、 といった作業です。 空間恐怖というより、精神的な不安、未知なるものへの不安、そういったものを覆いつくす様に同じモチーフが繰り返されます。 1957年にアメリカに渡り、もがきながら作品を発表し、物議を醸し出しながら認められていったその作品群は、ずいぶん前のものなのに今でも決して古さを感じさせません。 小さな日本から世界に出て行き、世界的な活動をした美術家は、女性ではオノヨーコと彼女ぐらいでしょうか?                           ワタリウム美術館の入り口付近    ワタリウム美術館は、日本の現代美術をリードしてきた、常に半歩先を行ってるような美術館です。                   立地もいいですし、美術館自体もおしゃれな作りです。                     お散歩がてらアートな休日はいかがですか? ワタリウム美術館  http://www.watarium.co.jp/

稀なパン

イメージ
小さい時は大のご飯党でパンって何? って感じでした。 今は、365日3食パンでも大丈夫です。 よく、‘日本人はやわらかいパンが好きで、フランス人はかたいパンが好き。’ と言われますが、私がパン嫌いだったのは、逆にそのやわらかいパンのせいです。 グニョッと口の中で広がるつぶれた食感と甘さが嫌でした。 でも大人になって、かたいパンに出会ってからパンが好きになりました。 噛めば噛むほどおいしい、しっかりとした歯ごたえと食べているという実感、粉の味・・・。 更に、パンに慣れ、自分のテイスト、考えがはっきりしてきた今、かたい、やわらかいでは語れない、 一押しのパンは、こちらです。 『d'une raret é (類いにも稀な ) 』 何年前でしょう?ここのパンに出会った時の衝撃は忘れません。 これは何?人間が食べるもの?食べていいの?天使が食べる食べ物ではない? 人間が作ったとは思えない、 この稀なるもの! なんてピッタリなネーミングなんでしょう。 前にもお話したと思いますが、食べ物を食べると、その作り手の人柄が分かります(*^▽^*) まさか天使が作っている訳ではないいでしょ? と調べたところ・・・       作り手は、表に出る必要は無い。      人の為においしいものを作り、食べてもらえればそれでいい。       添加物・保存料の入ったパンは一切提供したくない。      具材もすべて手作りだが、      その手間ひまがかかった事を公表する気はない。      努力は見えなくていい、      外から見たらおいしくておしゃれな店、それでいい。 やはり、作り手は天使でした。 是非一度お召し上がり下さいませ。 具体的に言うとバターの香り、小麦の味、かたち、重さ、大きさが絶妙なのですが、 食べれば分かります。 そのおいしさや作り手の心、そして 天使の食べ物 を戴いている様な不思議な感じが。 でも、一つだけアドバイスさせてください。 大事に戴いて下さい。 ガサガサと食べないで、たくさんではなく、1つ、2つを大事に、目をつぶってゆっくり味わって下さい。 d'une raret é (デュヌ ラルテ)の詳しい情報はこちらからどうぞ  http://www.dune-raret

お菓子屋さんのお惣菜 「ノリエット」

イメージ
                   『ケーキ屋さん』にはケーキが売られていて、                    『和菓子屋』さんには和菓子が売られていて、                    『パン屋さん』にはパンが・・・ それは当たり前の事なのですが、  『フランスのお菓子屋さん』 には 、‘パン’ や ‘お惣菜’ まで売られているお店があります。 例えば、パリの ‘ジェラール・ミュロ’、 こちらでは、ランチボックスも扱っています。 ランチボックスといえども日本人には十分な量で、閉店近くにお値引きされている事も。 またチョコレート屋さんですが、同じくパリの ‘クリスチャン・コンスタン’ でもお惣菜を扱っています。 お菓子屋さんのお惣菜は、スーパーよりはお値段はお高いですが大変レベルが高く、おいしいです。 ホテル滞在時は、お菓子屋さんでパン・お惣菜・ケーキと購入し、ワイン・コーヒーを加えれば、 豪華なディナーが部屋で楽しめます。   ジェラール・ミュロ  http://www.gerard-mulot.com/paris/macarons-patisseries.php   クリスチャン・コンスタン  http://www.christianconstant.fr/#/createur/3196625                 そんな便利なお菓子屋さんが東京にも少しづつ出てきたのはうれしい事です。 下高井戸にある ‘ ノリエット’ お店自体はずいぶん前からありますが、最近はパンはもとより、お惣菜の取り扱いもあります。 (アイスクリームも扱っていますね)。 先日、記念日だったのですが、いつも予約するレストランは一杯でどうしようか?と悩んだ末、 こちらですべてを調達して家で愉しむ事にしました。 いつもはお菓子のみの購入で、「今度お惣菜も買ってみたいな~」と思っていたので、満足です! 前菜にキッシュなどを盛り合わせ、写真にはありませんが、牛タンの赤ワインにをメインに愉しみました。     以前、フランス行きの飛行機の中で、下高井戸でホームステイをし、日本語を勉強していた、    というフランス人パティシエと隣り合わせました。     「下高井戸に居たのなら、‘ノリエット’って知ってる?」

ハロウィン

イメージ
  ‘ ハロウィン ’がもうすぐですね。 そして、これが終わると、間もなく‘ クリスマス ’‘ お正月 ’と続き、その次に       お菓子の世界では‘ガレット・デ・ロワ’を頂く公現節、2月に入ると‘ ヴァレンタイン ’       とイベントが目白押しです。  涼しくなってきましたし、忙しくなる前に、色々な展覧会に足を運んだり、会いたい人に会っておきたい!  と思うと逆に妙に忙しくなってしまいます。                先日は森美術館で開催されている 、「メタボリズムの未来都市展」 に行ってきました。        素人には難しく感じられる点もあったり、この企画は美術館でやるべきものだったのか?        という疑問も持ちましたが、1960以降の日本の建築史をざっと学べたり、        大阪での 日本万国博覧会 の会場設置の様子や、        南極大陸 での昭和基地の設置など、当時の経済成長に伴う勢いやエネルギーを        フィルムから知る事が出来ました。        そしてその思想や技術は現在にも生き続け、        海外や、日本の震災後の復興にも役立っているのですね。                素人の感想ですが、流れとしてはこれでよかったと思うのですが、        これからは、建築家の主張や高い技術の力を示す建築より        環境や個々人に寄り添った‘やさしい建築’が増えてくれるといいな~と思いました。     どうしても慌ただしさを感じてしまう季節ですが、ここはじっくり落ち着いて、   面白いものやきれいなもの、そして美味しいものをゆっくり味わいながら秋を堪能したいですね(*^▽^*)    まずは、先日作 った かぼちゃのプリン から、 Bon app é tit!

ヨコハマトリエンナーレ2011

イメージ
先日、 ヨコハマトリエンナーレ2011 に行って参りました。 第1回から拝見しておりますが、今回は震災後という事もあり、今までと少し趣が違っていました。 作品のラインナップ、 会場構成が、より分かりやすく、なじみやすく工夫されているようで 、‘震災’を意識した作品もいくつかありました。 メイン会場は、 横浜美術館 と、 BankART Studio NYK(日本郵船海岸通倉庫) です。 横浜美術館では、Ugo RONDINONE(ウーゴ・ロンディノーネ)のユニークな作品が迎えてくれます。 わ~きれい!ゴージャス。と思ったこちらの作品は実は画鋲を壁に整然と刺していったものでした 休憩は ミュージアムカフェ で。こちらに作品も展示してあります。 私は‘ナシゴレン’を頂きました。 ¥1.000だったので、ちょっと高めかしらね。 でも、お味はよかったです。 もう1つのメイン会場、日本郵船海岸通倉庫にも 独特な雰囲気のカフェ があります。 そして特別連帯プログラムの会場、新・港村には 眺望の良いカフェ が、 窓の外は海です。 カフェのご案内になってしまいましたが、 出品作品の中では ‘映像作品’ に良いものがあったと思います。 会期 ~11月6日まで。 入場料 ¥1.600~¥1.800(1日で廻りきれなくても大丈夫。会期中何回でも使用出来るチケットです。) 休場日、イベントなどの詳しい情報はこちらからどうぞ!  http://www.yokohamatriennale.jp/

ものづくり学校

イメージ
ようやく涼しくなってきましたね。 担当の歯の先生が‘三宿’に開業されたので、治療に伺ったついでに周辺をお散歩です。 おいしそうなレストランやパン屋さんが一杯ある地区ですが、今回は「ものづくり学校」にある 『 ゆっくりと カフェ』 をご紹介いたします。 学校と名前がついていますが、世田谷区立池尻中学校が少子化の影響でしょうか、統廃校となり、廃校跡地再生プロジェクトとして、中にはスタジオ・事務所・ショップなど創造活動をする会社・グループが居を構えており、独特の雰囲気です。 ごめんなさい、写真は良くないですが、カフェはこの先突き当たりにあります。 ‘「 学校 」もリフォームでおしゃれに変わるものだわ ’と関心しました。 ‘おいしい!’と評判の カフェ 店内です。 ランチセットはおかずを2品選べます。 こんな感じ(¥800ぐらいだったと思います) お教室の木漏れ日の中で頂きました。 お味は・・・想像以上でしたよ。 保健室だったお部屋でしょうか? 水道など、懐かしい教室の片鱗はきちんと残しながら、調理場は本格的で迫力があります。 出来上がると名前を呼んでくださるのも、学校で出席をとられているようで懐かしい~。 世田谷ものづくり学校  http://www.r-school.net/ 10月10日にはものづくり学校を拠点に、「パン祭り」が開かれます。 http://www.setagaya-panmatsuri.com/

南仏案内 おまけ―② 部屋が暑い時は?

イメージ
飛行機が飛ばない!というアクシデントがあったものの、無事ホテルにたどり着きました。ところが、部屋に入ると暑い!あ~こんな時だから、フロントが冷房のスイッチ入れ忘れたのね、と思いフロントへ。 「 冷房がついていないからつけて 」 ところが、 「 それは出来ません 。」 あれ?私のフランス語通じなかった? 「 冷房が入ってないの。私の部屋。」 「 出来ません。」 ムカッ 私は寒がりですが暑さには強い方です。その私が暑い!冷房が必要!と感じているのに~。 「 暑いの!部屋がすごく暑いの! 」 「暑いのならば、窓を開けて下さい。」 へ?あ、そ・・窓をね・・セキュリティーはどうなのよ、とか言いたい事もありましたが、‘暑ければ窓を開けろ’と幼い子が親に言われるような事を冷静に言われて、とりあえず開けてみるか・・とすごすご部屋へ。窓を開けると・・あらま、涼しい風がす~っ。お兄さんごめんなさい。あなたが正しかったです。‘部屋が暑ければ窓を開けろ!’ですね。 その通りです。(しばらくするとすっかり部屋が冷えて窓を閉めましたので、セキュリティー上もなんら問題は無かったです。) 言い訳になりますが、 ニースの語学学校の冷房は、スイッチが1つで、部屋ごとの調整という事は出来ませんでした。よって、冷房が効きすぎて寒い!という事もよくあり、そんな時先生に訴えると、‘窓を開けて!’でした。しばらく滞在している間に不自然な事なのですが 、‘部屋が寒かったら窓を開けろ!’ になっていました💦 はい、ディネ、と手渡された袋の中身 フロントで‘ハイ、 夕食 ’と手渡されました紙袋の中には、 にんじんのサラダと三角サンドイッチとチーズに近いヨーグルト が入っていました。三角サンドイッチは日本ではよく見かけますが、あちらでお目にかかる事はまずありません。こんなところでお目にかかるとは! 空港で渡されたお泊まりグッズ そしてこちらは、空港で ‘お泊りグッズよ’ と手渡されたセットの中には、 大きなTシャツと歯ブラシ・髭剃り・ボディーソープ(シャンプー兼用)そして香水とおぼしき物が! 香水なんて さすがパヒュームの国、フランスだわ~ と思ったのですが、翌日その訳が分かりました。着替えが無いんですね、私達。寝る時にTシャツを着ても、シャワ

南仏案内 おまけ―① 飛行機が飛ばない!

イメージ
ニースの海岸 バスが止まらなかったり、電車が遅れたり、スリにあったり、色々な事がありましたが、 これも旅の思い出と気持ち良くシテア(レジデンスホテル)を出たのですが、トラブルは終わりではありませんでした。 ニースの空港 に着くと、なんか空気が違う。案内版にはずいぶん前に出発したはずの飛行機の案内が・・・そして人だかりも(!) あ~遅れているんだ ! 来る時も遅れました。でもそれはパリ~ニースだったので、大きな問題にはなりませんでした。でも、ニース~パリだと、 パリ~東京の飛行機に間に合わない! 嫌な予感が・・。 でも、色々なトラブルに見舞われて、もうちょっとやそこらの事では動じなくなりました。空港のお姉さんに状況を確認した後、どかっと椅子に座ってひたすら待つ事に。 おもしろい。空港には色々な国のファミリーが居ましたが、どうしてお国柄ってこんなに鮮明に出るのでしょう。 とにかくしゃべる!しゃべりの合間に子供に話しかけ、叱る(ジェスチャーからして、‘遅れている’という事を延々と話している様に思います)。 また、隙があればドッと突入して前へ出ようとする方々も・・・前へ出ても自分の飛行機が飛ばないと意味が無いのに(!)集まってはまたしゃべる! 結局5時間程待たされた後 、‘パリまでは行けるが、パリのホテルで夜を明かして下さい。’ という事に。更に2時間程待ち、無事にパリに到着。でもそこから指定のホテル、 Ibis(イビス) に辿り着くまでに、珍道中が待っていました。 イビスに泊まるのはイギリス人夫婦、中国人サラリーマン、台湾人女性と私の5人でした。 説明では ‘ブルーのtapis(絨毯)の上を歩いて行ったら着くから’ 、でしたがブルーの絨毯なんてありません。だいたい空港で絨毯なんて見た事ないんだけどな~と思いながらウロウロ、他の方々もそれぞれホテルへ電話を試みたり、別のホテルのリムジンに乗せて貰おうとしたり、チャレンジャーです。 空港職員のおっきな黒人のお兄さんがカートを押しています。こ~ゆ~人が詳しいのよ! 急いでお兄さんに聞くと、お兄さんも、‘ブルーの絨毯を・・・’と言います。 「ブルーの絨毯って?そんなの無いじゃない。」と言うと、 「これ、ほら、tapis!」彼が指したのは、ブルーのラインでした。 「これ?これがta

路面電車

イメージ
南仏案内も最後はトラブルのご紹介(告白?)となりましたが、実はトラブルはこれで終わりではありませんでした。 もう一波乱あったのですが、そのご紹介前にちょっとブレークタイム。 私はバスとか、路面電車などローカルな乗り物が好きなのですが、‘都電荒川線’はまだ乗った事がありませんでした。 暑い日が続きますし、涼しいところでのんびりしたくて、先日 、 ‘都電荒川線プチ旅行’ に出掛け ました 。 目的はまず、 荒川線の 始発から終点まで 乗ること。 そして何か新しい発見もあったらいいなぁ~。 という事で出発です。 年配の方が多いとは聞いていましたが、本当ですねぇ~。 多いというより、ほぼ全員?(時間帯にもよるのかもしれませんが・・・) そして思っていたより混んでいる! 東池袋~早稲田 と 東池袋~三ノ輪橋 では乗降客のタイプに若干違いがある事を発見。 外から電車を見るとすごく可愛いけど、中に居ると普通の電車に乗っているのと同じ感じです。 (当たり前なのですが、中に居ると可愛い電車の姿が見られない!) ‘宮の前’ で ムーンハートさんの『都電サブレ』 を購入しようと思っていたのですが、下車しそびれて失敗。 乗車された方がサブレの箱を持ってらしたのですが、これがレトロでいい感じ。購入は今度の課題とします^^。 ★ かわいいカフェ を発見しました。 ‘滝野川一丁目’ 下車1分、線路沿いにあります。 お店の前を通りすぎる電車と一緒に撮影しようと試みましたが、意外と速い!無理でした。 店内は常連さんも多いようですが、雑誌・本などもあり、ゆっくりくつろげます。       ‘ミルクプリン’を頂きました 『Yuru cafe 木楽楽』   http://ameblo.jp/0223716/ 今回の荒川線プチ旅行には 1日乗車券(400円) を使用しました。 今回伺えなかったけど、興味深い所がまだたくさんありました。 http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/toden/index.html

南仏案内 スリにあった!―②

イメージ
南仏の旅も終盤にさしかかった頃、 ニ ースのトラムの中で‘スリ’にあいました。 ニースの閑な海 とっさに、 運転手さんにその事を伝えなくっちゃ! と思い、一番前の車両に乗り換えましたが、改めて見ると運転席は厚いガラスで仕切られています・・。それでも慌てていた私は、ドンドン!とガラスを叩きました。突然の事で周りの人は私を奇異な目で見ます。 いけない、いけない、落ち着かなければ! 私が問題人物として通報されてしまう。 周りの人に事情を説明しなければ・・・‘アレ?皆外国人?’そんな~! ヴァカンスシーズン なので、本当に外国人が多くてフランス人が少ない・・・・しょうがない。 ‘ あなたはフランス人ですか? ’‘ フランス語はしゃべれますか? ’ と一人一人に尋ねました。 ‘ No . ’‘ Non ,’ 首を振る人、手をバタバタさせる人、居ませんフランス人が。それに、何か問題を抱えていそうな人に巻き込まれたくない、という思いもあれば、例えフランス人でも‘Oui(はい)’とは言わないですよね。そんな時、 一人の男の子が ‘パパ?・・・’ とお父さんに話しかけました。その先は聞かなくても彼の表情で分かります。男の子は言いたい、 ‘ パパはフランス語、話せるよね?’ と。私はすかさず 、 ‘あなたフランス人ですか?フランス語、話せますね!’ と詰め寄りました。彼は、気が進まない様でしたが、子供の手前 ‘Oui・・.’ 事情を説明すると、彼は気の毒そうに、 ‘ 警察に行ったほうがいいね。警察は次の停留所で降りて・・・いいや、一緒に行くよ。 ’ と言ってくれました。事情が分かれば、怪しい人物ではない、と分かれば皆そう鬼ではない。親切に、途中で降りて私を警察に連れて行って、事情も説明してくれました。 どこかイタリアっぽいニースの街 そこの警察は所謂、派出所の様な所だったので、その後、渡された地図に従って、大きな警察に行くように言われました。もう17時ぐらいだったので 、‘何時まで大丈夫?今から行っても大丈夫? ’とおまわりさんに聞くと、‘ 24時間OK。何時でもあなたの都合のいい時間で大丈夫だよ~。’ と言われました。その呑気さにちょっと拍子抜けしながら、今度は一人で大きな警察へ移動です。

南仏案内・・・スリにあった!― ①

イメージ
南仏案内 の最後にこれをもってくるか悩みましたが、やはり経験談は大事(!)という事で書きます!そうなんです、私 ‘ニースでスリ’ にあいました。 よく聞く話ですが 、‘まさか自分が!’ です。そして特に悔しいのが、気が付いていたんです。危ないって、だから危険回避しようとした・・・でも遅かった。愉快な話ではありませんし、画像もありませんので、ニースの美しい景色を織り交ぜながら、順々にお話します。(皆様が同じ目に合わない様に―) まず、ニースの街での移動はトラムを使うと便利、というお話をしましたが、私はバス・トラムを何回でも自由に乗り降り出来るの共通カードを購入し、その日は、旧市街でお土産をまとめ買いしました。 寿司レストラン。綺麗なピンクの椅子、テーブルには醤油、グラスにはキムチ まとめ買いといっても下見済みで、オリーブオイルなど地味なものをささっと購入しただけです。買物が終わり荷物もあるので ‘ Opera-Vieille Ville ’ からトラムに乗りました。はじめての乗り場でしたが、海帰りの子など、人も少し多かったです。 ベンチに座っている移民風の男の子が私の方を見ている様にも感じましたが、私の横に立っているほぼ水着姿の肌の露出が多い女の子のグループを見ているのかな?と思っていました。 海水浴客でいっぱいのビーチ トラムが来ました。すごく込んでいます。 あまり込んでいるのは物騒 だと思い、一瞬乗るのを躊躇いましたが、疲れていましたし、ちょっと乗るだけだから、と思い直して乗ると、後から留学生風の女の子が2人駆け込んで来ました。 押されるがままにいると、先程の移民風の男の子が私のすぐ後ろ、駆け込んで来た女の子の1人が斜め前、もう1人が私の真ん前で扉を背に立ちました。日本では珍しくない位置関係ですが、人との距離はある程度とる国ではちょっと不自然・・・‘しかもなんで1人の子は扉を背にしているのかしら・・・?’ これが、ポイントだったんですね、今思うと。すると、斜め前の女の子が、‘ 臭くない?’ という感じに自分の鼻をつまみました。自分で言うのもなんですが、私、臭覚すごく敏感なんです。その私がなんのにおいも感じないのに、変だな~と思いましたが、何回か繰り返されると気になります。それでも、私は自分の荷物に手を当てて神経を

ニース・・・語学学校

イメージ
ご案内のなかで、‘語学学校’の遠足で、とか‘語学学校’の友達と、というフレーズが度々出てきたと思いますが、そうなんです。私はニースにある‘ Azurlingua(アズーリングア) ’という語学学校に通っていました。駅からも徒歩圏にあり、街の中心部へはトラムが便利ですが、歩いて行く事も出来る便利な立地です。 フランスで語学学校に行くのはこれで3回目です。一番初めは、トゥールの語学学校、次がモンペリエ、こちらのご案内も別の機会にしますね。 ニースを選んだのは、南仏に行ってみたかったのと、 日本人が少ない語学学校 に行きたかった!もちろん!日本人が嫌いな訳じゃありませんよ!でもフランス語を少しでも上達させるには、やはり日本人が居ない環境に身を置かないと・・・。選択は正解でした。 日本人が居ない!‘居た!’と思ったら、中国人、(中国人は多かった、学校にも街にも) 1週間ぐらいして、先生に「あなた日本人?あ~ほら、日本人来たよ!」と言われ、先生が話している相手を見ると日本人らしき男性(かなり日に焼けていたので、日本人には見えなかった・・・)。彼曰く、「この学校には日本人がまったく居ない、5月に1度やってきたが、すぐ居なくなった。」とのこと。「あ~やっぱりいいね日本人に会うのは!」なんてちょっと話をしましたが、クラスや時間帯も別ですので、通常は日本人が全く居ない!という環境でした。 会話の授業は中庭でも 学校初日は レベル分けテスト 、時差ボケでボ~としたまま受けたのですが、振り分けられたクラスでの授業は日本で勉強していた内容の続きという感じで、うまく出来たテストだな、と思いました。 メンバーは インターナショナル。 なじみのない国の方もいました。1クラスは~10人ぐらいで、午前スタートのクラスと午後14時ぐらい~のクラスとがあります。今まで行った語学学校と違っていたのは、夏だった事もあるとは思いますが、遊び人が多い。 初め真面目そうで、それはママが選んだワンピースね、って格好だった子がだんだん露出の激しい服になり、遅刻してきたり・・・。先生も「少しづつ休みが多くなって、段々来なくなっちゃう子がいるのよね~来ないで何やっているのか心配!」と言っていました。 実際、マークされていた子、呼び出しされた子などもいましたよ。 でも、おも

Nice(ニース)その他の美術館

イメージ
南仏案内 もいよいよ終盤となってきました。今回は、ニースにある今までご案内してこなかった 小さな美術館 をご案内します。 まずは 『 TheAERe De LA PHOTOGRAPHie eT De L'iMAGe』 こちらは、ギャラリーラファイエットもあるメインストリート、 Avenue Jean Medeisan にあるショッピングセンター ‘NICE ETOILE’ の脇の道、 Boulevard Dubouchage を3~5分程進んで行ったところにあります。普通の建物の小さな入り口ですので、見落とさないようにして下さいね。 「TheAERe De LA PHOTOGRAPHie eT De L'iMAGe」入口 私が行った時は 「le Photogramme」 という企画展をやっていました。こじんまりとした企画でしたが、建物をよ~く見る、天井や壁の細かな細工に遊びがあり、興味深かったです。 2つ目は、華やかな 『Mus é e Mass é na(マセナ美術館)』 有名な海沿いの道、 Promenade des Anglais 沿いにあります。 入っていいのかしら?と心配になるほどゴージャスな庭と建物です。 「マセナ美術館庭」 庭では自由にくつろぐ事が出来ますが、夏は暑いです(!) 入場は無料ですが、美術館へ入るには、お庭を突っ切って反対側の通り( Rue de France )まで進み、お隣りにある ミュージアムショップでチケット(というか紙きれ・・・)を貰わなければいけません。 ミュージアムショップ こちらがチケットを頂けるミュージアムショップです。 美術館はイタリア、ナポレオンに縁があり、(こちらの館はナポレオンに仕えていたイタリア系の人の持ち物だった。)華やかで荘厳な感じです。 「マセナ美術館」内部 私が訪れた時は、ナポレオン時代の衣装の特別展が企画されており、素敵なドレスが一杯!でも、当時の人って意外と小さかったんですねぇ~、ドレスが小さい!そしてニースの歴史を知る展示も少しあります。 美しい地中海を眺めるのもいいですが、こんな素敵な別荘風の建物で午後のひと時を過ごすのもお勧めです! 最後は 『Mus é e des Beaux