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武相荘

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先日、実業家であり文化人であった白洲次郎と白洲正子の元自邸「無相荘(ぶあいそう)」を訪れました。 上手に保存されており現在は記念館として一般公開されています。 写真撮影は不可でしたが、母家の茅葺き屋根も丁寧に手入れされており、ご一家の住居・生活への深い‘愛’を感じました。 次郎の愛車が展示してあるカフェスペース 入口 Bar&gallary 「Bar&gallery 」では収集されていた骨董もさりげなく展示されており、 ‘GENTLEMEN ONLY SALOON BAR’の文字に時代を感じます。   様々なところで‘ステンドグラス’が多様されています。 建物は、兼ねてから集めていたステンドグラスのコレクションをはめ込めるように計算して設計されたそうです。 入ってきた門を内側より外を見る 長屋門の開きが額縁になって、景色の一部もまるで一枚の絵の様です。 レストラン&カフェも併設されており、季節の移り変わりを楽しみながらゆったりとした時を過ごせそうです。   無相荘

[奈良原一高 王国]

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東京国立近代美術館で開催されている[奈良原一高 王国]を拝見しました。 こちらは同時開催の[高松次郎:ミステリーズ]のチケットで鑑賞出来ます。 初めて彼(1931年~)の作品を観た時、私はその圧倒的な静かさに打たれてしばらく身動きがとれませんでした。うすい光に包まれた静謐な世界は観る度に精神が研ぎ澄まされる気がします。 今回は《北海道の女人禁制の修道院》と《和歌山の女性刑務所》という双方とも外部と隔絶された空間での生活を撮り綴ったものが展示されています。 [奈良原一高 王国]パンフレットより《北海道の女人禁制の修道院》 [奈良原一高 王国]パンフレットより《和歌山の女性刑務所》 どちらも禁欲的な生活ですが、 修道院は本人が望んで入り、刑務所は望まず入るところです。 そして修道院は一度入ったら出ない事を前提に過ごす処であるのに対し、刑務所は出る事を目標に過ごす処です。 それらが‘写真’という媒体から言葉などを必要とせずに、じわっと静かなメッセージとして悲しいほどに伝わってきます。 [奈良原一高 王国]2015年3月1日まで。 http://www.momat.go.jp/Honkan/naraharaikko/index.html

[高松次郎:ミステリーズ]

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先日、東京国立近代美術館で[高松次郎:ミステリーズ]を拝見しました。 彼(1936-1998)は美術家である前に哲学者と言えるでしょう。 その為、今回の展示でも解説が多くちょっとつらい時もありますが、 「影ラボ」のコーナーでは実際自分がモデルになって作品になる疑似体験も出来ます。 *ここでは写真を撮る事が出来ます。 難解に感じる作品もその基にある理論が理解出来ると、‘なるほど!’と納得できて楽しいですよね。 ちなみに私は〈次元をずらして考えてまた戻す〉という理論と、それに基づいた作品《遠近法の椅子とテーブル》に‘なるほど!’でした。 展覧会チラシの写真より [高松次郎:ミステリーズ]2015年3月1日まで http://www.momat.go.jp/Honkan/takamatsujiro/index.html

今年一番に訪問する所は?

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今年一番に訪問する所はやはりここ。 東京国立近代美術館。 新年はなんかここに来ないと落ち着かない。 皇居の傍のせいか、きりっと身が締まり新しい年を迎えた実感が湧きます。   鑑賞したのは[高松次郎:ミステリーズ]と[奈良原一高 王国]。 大好きな作家の企画展で一年を始められ、今年も良い年になりそうです^_^ 国立近代美術館 http://www.momat.go.jp/    

新年のご挨拶

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明けましておめでとうございます! 気持ちも新たに、今年も真心を込めて働かせて頂きます。 どうぞ宜しくお願いいたします。