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11月, 2014の投稿を表示しています

SHOZO CAFE

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予てより伺いたいと思いつつ先延ばしになり、自分は足を運んでないのに色々な方に紹介していた‘SHOZO CAFE’を訪問しました。 正確に言うと‘SHOZO ワールド’かもしれません。 1988CAFE SHOZO 場所は栃木県黒磯駅からの徒歩圏に「1988CAFE SHOZO」、「ROOMS」、「04STORE」などがあります。 ROOMS 何がすごいってシャッター街のなかでそこだけひっきりなしにお客が訪れていること、そこだけ時間が止まった様な物語の中の様な世界が展開されていること。 04STORE 黒磯に住んでいる作家から聞いた話です。 黒磯も地方過疎の始まりともいえるシャッター街となり寂しくなっていた時、住民のしょうぞうさんが空きアパートを自ら改装して珈琲屋を開いたのが始まりで、その空間が素敵だったので少しずつ人が集まり近所の空き家も改装したらまた人が集まり・・・で今に至ったそうです。 私が訪れて感じたのは、本当にいいものだけを置いている、という事です。 良質なものは良質な人を呼び、やがてそれは良質な情報となって伝わる、その循環がそこにはあるように思いました。 他にNASU SHOZO CAFEもあり、まだまだSHOZO ワールドは広がっていく様です。 http://www.shozo.co.jp/  

東京の静かなスポット

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東京にも穴場的に静かなスポットがありますね。 今日は九段の千秋文庫で行われている「江戸の風景ー町絵図を中心に」を覗いて来ました。     展示は江戸の古図と現代の地図を照らし合わせて歴史を語る切り口と、広重の浮世絵(復刻版)と古図を照らし合わせその背景を語る切り口とで構成されていました。 特に"浮世絵"を絵画としてではなく、場所と照らし合わせ語り伝えなどから検証する切り口が面白く、"浮世絵"のまた違った側面をみた思いです。 12月6日まで。 千秋文庫 http://senshu-bunko.or.jp/ 千鳥ヶ淵の紅葉は今が盛り  

岩岡純子「ヒロイン」を終えて

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岩岡純子「ヒロイン」が終了しました。 会期は11月29日(土)まででしたが会場の都合で公開できたのは26日(水)まででした。 ご迷惑をおかけした方には深くお詫び申し上げます。 今回の展示を通して、私は岩岡純子の作品の強さを改めて知る事が出来ました。 例えば搬入作業の時、箱から顔を出し始めた作品は途端に独特の妖気を放ち、設置されると同時に空気が凍るような強さで周囲を支配し始めました。それはちょっと鳥肌が立つ瞬間でした。 また作品が2階に移動した時、会場の都合で会期中に1階のスペース用に用意した作品をスポットライトのないより大きなスペース2階に移動しなければならなかったのですが、ここでも彼女の作品は強さを発揮しました。落ち着かない顔をしてたのはその日だけで、すぐに周りの空気を自分のものにしていきました。  美にこだわりがある女優さんはマイスポットを持ち歩く、と聞いたことがありますが、作品もスポットライトを上手に当てると平凡な作品が名画になったりします。 はたして作品はスポットなしでどこまでその存在感を示せるのか、私の中の秘かなテーマでしたが、今回思いがけないところでその答えを得る事が出来ました。強い作品なら十分メッセージを伝え切ること出来ると。 彼女にはこれからも思いっきりまっすぐに進んでいってもらいたいと思います。 そして私はその先にあるものをまた見たいです。