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9月, 2010の投稿を表示しています

フランスでの滞在 アパートメントホテル

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私はフランスに出かける時は、一人でしたらほとんど、 アパートメントホテル に滞在します。 (アパートメントホテルとは、部屋にキッチンがついており、自炊可能なホテルです。但し、掃除やタオル・シーツなどの交換は1週間に1回です。) その理由はいくつかあります。 1つは、その方が 寂しくない ('-^*)/ 仲のいいお友達同士や熱々のカップルがたくさんいるホテルのダイニング。そんな中で朝食を取っても美味しくないし、それは外のカフェに行っても同じ(>_<) じゃあ、ビジネスホテルなら!と思ってそれっぽい所に泊まった事もあるのですが、こちらは大型トラックの運転手みたいな方ばかりで、なんか場違い? その点、アパートですと、 部屋のテレビでニュースや天気予報をチェックしながら、リラックスして好きなものを朝食に頂けますし、自分の部屋に居るようで寂しくない。 もう1つはその方が 経済的。 夕食ごとにレストランに入っていたらお金がかかりますし、一人では入り難い・・・量も多いですしね。 フランスはグルメの国とか言われていますが、家でしっかりした料理を一から作る人って少ないんですね。 共稼ぎが多いせいか、 お惣菜や後もうちょっと手を加えれば完成!といったものが豊富に売られています。 アパートのキッチンにはフライパンやお鍋もあるので、本格的な料理も作れるのですが、 お惣菜などを組み合わせて簡単に作るのがお勧めです。 (その方が時間の節約になりますし、材料に無駄が出ない。) 私はいつもオレンジジュースや牛乳(フランスの牛乳はおいしい!)、ヨーグルト、チーズとワイン、ミニトマトや生野菜などすぐ食べられるもの、果物。などを購入いたします。後は、気分で、お肉かお魚のお惣菜も買ったり。 今回の南仏巡りでは、去年モンペリエで気に入った Citea に滞在しました。 ニースの 『CITEA NICE MAGNAN』 です。 こちらからは 海岸 にも スーパー にも 徒歩2~3分 で行けますし、お向かいには カフェ と パン屋さん があり 、 バス停 は目の前! というすばらしい立地でした。そして、なんと自由に利用出来る プール までありました。 近所の海岸です Citeaの詳しい情報はこちらからどうぞ。 http://citea.com/

ヴァンス旧市街 Château de Villeneuve(ヴィルヌーヴ城)

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さて、 ヴァンス にはマチスの教会の他にも訪れたい所があります。 それは 旧市 街 です。 旧市街へは長距離バスターミナルからですと、東の方へ、Avenue de la Résistance を辿って行き、徒歩5~10分です。 ニース方面からバスで訪れた場合、少し戻る感じになります。 そこは城壁に囲まれ、古い建物がそのまま残るとても素敵な所なのですが、観光客はあまり居らず、地元の方が市場に買い物にやって来たり、おしゃべりを楽しんだり、と和やかな雰囲気で日常の生活をそのまま垣間見られます。 旧市街の八百屋さん そして、雑貨好きの人には嬉しい ちょっとアンティークな文具 や キッチン関係の物 がいろいろあります。 デザインもかわいくって私も色々購入したかったのですが、その後、St-PAUL de Vence (サン・ポール・ド・ヴァンス) に行く予定があったので、涙をのんで・・・我慢 カーニュ・シュル・メールについで再訪リストにアップです こじんまりとした市場も プロヴァンス産のハーブ や野菜が並び、いい感じです。 商店街にはBio(無農薬)限定の八百屋さんなどもがありました。 旧市街の噴水 旧市街に入ってすぐの噴水の脇にChâteau de Villeneuve(ヴィルヌーヴ城)があります。 ここではカーニュ・シュル・メールのグリマルディ城と同じ様にすばらしい企画展を見る事が出来ます。 ・・・1966年に当時市長だったÉmile Hugues(エミール・ユーグ)によってFondation Emile Hugues(エミール・ユーグ財団)となり、現在は現代美術を中心とした企画展が開かれています・・・ 私が訪れた時には、写真やビデオアート中心の展示でした。 いいな~と興味を引かれたものはほとんど 、Avignon(アヴィニョン)のCollection Lambert(ランベール現代美術コレクション) から借りているものだったので、この次は是非アヴィニョンに行きたい! Château de Villeneuve(ヴィルヌーヴ城) 入り口付近です。 入り口脇には ミュージアムショップ があり、他の美術館のカタログや作家の作品集なども置いてあります。 余談になりますが、会場内案内の女性は皆若くて美しかった。 美しい女

マチスの教会‘Chapelle du Rosaire(ロザリオ礼拝堂)’

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  以前、 マチス美術館 をご紹介いたしましたが、そのマチスが手がけた教会が Vence(ヴァンス) にあります。 正式名称は ‘  Chapelle du Rosaire(ロザリオ礼拝堂) ’ ですが、案内板などは  ‘ Chapelle de Matisse’(マチスの教会) となっています。 ヴァンスへの行き方は、ルノワール美術館のところでも書きましたが、 ニース からは、長距離バスターミナルから 400番のバス で1時間ぐらい です。 (ニースはフランス南部で、地中海に面していますが、そのニースから海沿いを西へ、 アンティーヴ の方に向かいます。途中で北に少し上がった所が カーニュ・シュル・メール で、そこを通り過ごしてもうちょっと北へ山を登っていくと ヴァンス に出ます。) さて 、‘Chapelle du Rosaire(ロザリオ礼拝堂)’への行き方ですが、終点の ‘Vence gare routi è re ’(ヴァンス長距離バスターミナル) で降ります。 降りたら広場の向こう側、北側の方に渡ります。 ‘ Chapelle de Matisse’ の標識がありますので、それに従って ‘Avenue Henri Matisse’ を歩いて行って下さい。 途中長い橋を渡ります。 この橋を渡っていく人はほとんどがマチスの教会に行く人です。トータル20分は歩きます。 *教会には昼休みや午後しか公開してない日があるので注意が必要です。 水・土 14h00~17h30 (冬は~16h30),  火・木 ・金10h00~11h30と14h00~17h30(冬は~16h30) 教会の入り口付近です。 内部は撮影禁止だったのですが、このちんまりした入り口を入り、階段を下りていった先に広がる教会内部には、黄色・緑・ブルーのステンドグラスからの光があふれ、白い壁にのびのび絵が描かれています。燭台なども彼のデザインです。 もう死が迫っている彼は 「神様どうか、後もう少し、私に命を下さい。やり遂げねばならない仕事があります。」 と懇願したといいます。 でもその教会に、悲壮感はまったくなく、のびやかな自由と、おおらかな愛に満ちています。 そして彼も後に、 「この礼拝堂は私の為のもの、生涯かけた仕事の結晶だ。」 と言っています。

桃のコンポート

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南仏の美術館案内をしておりますが、マチスと現代美術つながりでヴァンスをご案内するその前に、 食べ物 のお話を。   桃のコンポート を作りました。毎年オンシーズンにはそのまま頂き、季節が終わる頃、その季節が終わるのを惜しんで作ります。今年の夏は本当に暑くてまだ過ぎ行く夏を懐かしむという感じではありませんが、果物の世界では確実に秋の気配を感じます。 作り方 は、 水と白ワインを同量、水分の半量の砂糖、そこに皮を剥いた桃を入れて軽く煮ます。お好みでスパイスなどを加えても。 簡単ですが、とってもおいしい 、大事にしているレシピです。 私は、一度に4個ぐらい作るのですが、まずはコンポートとして頂き、その次にカットしてヴァニラアイスクリームと一緒に頂きます。そして シャルロット などの ケーキ や タルト 仕立てに、ひと手間かけたお菓子は、びっくりする程おいしいんですよ。 ☆ヴァニラアイスクリームの上に桃のコンポートを載せ、その上から赤いフランボワーズピュレをかけたデザート、『 P ê che  Melba(ペッシュ・メルバ)』は、19世紀、フランスの料理人Escoffier(エスコフィエ)がオペラ歌手のMelba(メルバ)に捧げたデザートとして有名。*P ê che はフランス語で桃の意味。 クラシックなレストランなら、今でもメニューにあります。自分の名前がついたデザートが後世に残されていくなんて、素敵ですね~。 残ったシロップを少し薄めてやわらかい ジュレ 状にし、カットしたコンポートにかけてもおいしいですし、薄めて グラニテ にしても  Tr é s bon!

グリマルディ城美術館

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ルノワール美術館がある Cagnes-sur-Mer(カーニュ・シュル・メール) にはもう1つおすすめの美術館があります。 それは Ch â teau-Mus é e Grimaldi(グリマルディ城美術館) です。 ルノワール美術館のご案内 でもちょっと触れましたが、 Haut-de-Cagnes(オ・ド・カーニュ) にある、 Ch â teau Grimaldi(グリマルディ城)がそれにあたります。お城なの?美術館なの?とはじめは???でしたが、説明を伺い、中に入り、ようやく理解出来ました。 昔はGrimaldi(グリマルディ)さんのお城でしたが、今は1階の一部がオリーブ博物館になっており、それ以外のスペースでは現代美術の企画展が行われています。 そこらじゅうにあるこんなトンネルを巡回バスは潜り抜けていく Haut-de-Cagnes(オ・ド・カーニュ) はいわゆる 鷲の巣村 で、趣きがある家が並び、とてもきれいです。 当時も Henri Matisse(アンリ・マチス)、Pierre Bonaard(ピエール・ボナール) などさまざまな画家が ‘南仏のモンマルトル’ として頻繁に訪れたそうです。 同じ鷲の巣村で有名な Eze(エズ) と比べるとその知名度が低いせいか、こちらは人も少なく、落ち着いた雰囲気ですが、眺望は負けていません。 教会や、お土産屋さん、ホテル、ツーリストインフォメーション などもあります。 こちらを訪れるには、 長距離バスターミナルより、ルノワール美術館と反対の方向に進みます。 とても急な坂を上って行くので 無料バス (40分に1本ぐらい)の利用がお勧めです。バスターミナルの東端の方より出ています(44番)が、小さな10人乗りぐらいのバスで、特に大きな案内版がある訳でもないのでちょっと分かりにくいかもしれません(>_<) 見つけたら手を上げて乗りたい意思をアピールして下さい。 帰りは元気があったら景色を楽しみながら坂を下るのも素敵だと思いますが、巡回バスですので下車した地点で乗車も出来ます。 すぐ脇に ‘ お土産屋さん兼 カフェ ’ があり、こちらで景色を堪能しながらバスを待つことが出来ます。 Ch â teau-Mus é e Grimaldi(グリマルディ城美術館)の 入り口 付近です。