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巨匠の仕事・老舗の仕事

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中里太郎右衛門窯で絵付けした湯飲み 中里太郎右衛門窯で絵付け体験させて頂いた湯飲みが届きました。 体験して分かったのは、繊細な線を描く事の難しさ! 湯呑み、と言う事でしたが、私はこれで日本酒を頂こうと思います^^。 今回は縁あって、多くの窯を訪問させて頂きました。そこで印象深く感じたのが巨匠と言われる方々の仕事の幅の広さです。自身の作陶に専念するだけでなく、啓蒙活動にも時間と労力をかけるその姿勢に打たれましたました。逆に言えば、巨匠だからこそ出来る事なのかもしれません。 14代中里太郎右衛門氏と11代が制作したダルマ  例えば、唐津焼の巨匠である 中里太郎右衛門氏の 窯では氏自ら案内して下さり、作業の工程などを丁寧に説明して下さいました。 巨匠ともなれば何の心配もなく自身の制作に打ち込めると思っていましたが、来客の接待からこの世界(ここでは唐津焼)をより広める為に異業種の人ともコンタクトを取るなど、その活動は多岐に渡っていました。 自然を大切にされる中島宏氏のご自宅と庭 また、人間国宝で青磁を探求する中島宏氏の弓野窯では、不在の氏に代わり奥様が案内・説明をして下さいました。ご本人のみではなくご家族にもその重責があるのですね。   若手作家の紹介も積極的に行っているギャラリー「一番館」 老舗ギャラリーの方にもお話を伺いました。こちらでも唐津の街が盛り上がっていくには何をしたら良いのか、「唐津焼」を世界により広めていくには何をしたら良いか、という視点で地域と共に行動されていました。 全ての巨匠・老舗が同じではないかも知れません。また、地方都市という事もありここ唐津ではその傾向が強かったのかも知れません。ともあれ、今回の訪問で巨匠の仕事・老舗の仕事に関する私の認識は少し変わりました(*^_^*)

【アート通信-14:日本初の複合文化施設!東京渋谷「Bunkamura」】

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今回はアート通信として、渋谷の「Bunkamura」をご紹介します。 最寄駅は「渋谷」駅。実は井の頭線の「神泉」駅からも近い! 1989年にこの施設がオープンした時、「とうとうこういうものが出来たか!」と興奮したのを今でも覚えています。「百貨店に直結してて、美術館だけでなく映画館や劇場まであるんだって!しかもそのレベルがかなり高いらしいよ!」という噂はたちまち広がりました。ここに来ると文化にどっぷり浸かれる感じが好きでした。そしてとりわけ、私は‘村’というネーミングが好きでした。渋谷に‘村’って、なんておしゃれで気が利いているのだろう!と思っていました。 ここの吹き抜け空間には天井がない。だから雨が降ると水が跳ねる(!) あれから30年近くたちますが、いまだに色あせる事なくその存在感は健在です。私はここの映画館のラインナップが好きなので、まず公開中の映画をチェックしてそこから計画を立てるのが常です。今回縁あって、そんな個人的にも思い出が多い「Bunkamura」を取材し、紹介させていただく事が出来ました。下記をご覧くださいませ。 トラベルjp<たびねす> なぜか引き寄せられる渋谷「Bunkamura」大人のワクワクが止まらない!