南仏案内・・・スリにあった!― ①
南仏案内の最後にこれをもってくるか悩みましたが、やはり経験談は大事(!)という事で書きます!そうなんです、私‘ニースでスリ’にあいました。
よく聞く話ですが、‘まさか自分が!’です。そして特に悔しいのが、気が付いていたんです。危ないって、だから危険回避しようとした・・・でも遅かった。愉快な話ではありませんし、画像もありませんので、ニースの美しい景色を織り交ぜながら、順々にお話します。(皆様が同じ目に合わない様に―)
まず、ニースの街での移動はトラムを使うと便利、というお話をしましたが、私はバス・トラムを何回でも自由に乗り降り出来るの共通カードを購入し、その日は、旧市街でお土産をまとめ買いしました。
まとめ買いといっても下見済みで、オリーブオイルなど地味なものをささっと購入しただけです。買物が終わり荷物もあるので‘Opera-Vieille Ville’からトラムに乗りました。はじめての乗り場でしたが、海帰りの子など、人も少し多かったです。
ベンチに座っている移民風の男の子が私の方を見ている様にも感じましたが、私の横に立っているほぼ水着姿の肌の露出が多い女の子のグループを見ているのかな?と思っていました。
押されるがままにいると、先程の移民風の男の子が私のすぐ後ろ、駆け込んで来た女の子の1人が斜め前、もう1人が私の真ん前で扉を背に立ちました。日本では珍しくない位置関係ですが、人との距離はある程度とる国ではちょっと不自然・・・‘しかもなんで1人の子は扉を背にしているのかしら・・・?’
これが、ポイントだったんですね、今思うと。すると、斜め前の女の子が、‘臭くない?’という感じに自分の鼻をつまみました。自分で言うのもなんですが、私、臭覚すごく敏感なんです。その私がなんのにおいも感じないのに、変だな~と思いましたが、何回か繰り返されると気になります。それでも、私は自分の荷物に手を当てて神経を注いでいました。すぐ後ろの男の子は私にピッタリくっついています。
‘おかしい!’と思いました。2つ先の停留所で降りる予定でしたが、それを待たずにすぐ降りよう、と決めました。そしてすぐ次の停留所‘Massena’に着き降りようとしましたが、ドアの前に立っている女の子がどいてくれません。
「すみません!降ります!」
どきません。他にも降りる方が大勢いらっしゃり、後ろから押してくるので、もう一度、
「すみません!降りるので空けて下さい!」
ときつく言うと、少し間があってどいてくれました。
しかし後ろからは押され、早く降りたいのにどいてくれない、イライラしたその時、今までせっかくバックから神経をそらさずにいたのに、降りる事に集中してしまいました(!)
‘まさか大丈夫だったわよね?’と降りてすぐ、バックを見ましが・・・きれいにチャックが開いて、お財布だけがスポッと抜き取られています!とっさにトラムに戻り、「誰?私のお財布盗んだの!」と叫びました(叫んだつもりで、小さい声だったと思いますが・・)皆きょとんとしています。当たり前です。盗んで呑気にトラムに乗り続けている泥棒なんていないでしょう。
やられました!誰が盗んだのかもすぐに分かりました。3人はグループだったのです。
実行犯は男の子、女の子の1人が鼻をつまんだのは合図と、神経をそらす為だったのでしょう。そしてドア前に立っていた子はわざと扉を背に立っていた。様子を見る為。すぐ降りてくれなかったのも、‘まだ降りるな、じらせろ!’と合図があったからでしょう。そして私はまんまとそれにひっかかったのです。
スリが欲しいのは現金で、それ以外のものを持っていると足が付くので、現金を抜き取ったらお財布ごとすぐ捨てる、と聞いた事があります。すぐ歩道とゴミ箱を見ましたが人も多かったですし、見つかりません。
次に思いついたのが、誰かに伝えなくちゃ!です。運転手さんに伝えよう!常習犯ならなんらかの情報を得られるかもしれない。すぐに出発間際の同じトラムの一番前に、飛び乗りました。(乗降客が多くて停車時間が長かった)
スリにあった!― ②に続きます。
よく聞く話ですが、‘まさか自分が!’です。そして特に悔しいのが、気が付いていたんです。危ないって、だから危険回避しようとした・・・でも遅かった。愉快な話ではありませんし、画像もありませんので、ニースの美しい景色を織り交ぜながら、順々にお話します。(皆様が同じ目に合わない様に―)
まず、ニースの街での移動はトラムを使うと便利、というお話をしましたが、私はバス・トラムを何回でも自由に乗り降り出来るの共通カードを購入し、その日は、旧市街でお土産をまとめ買いしました。
寿司レストラン。綺麗なピンクの椅子、テーブルには醤油、グラスにはキムチ |
まとめ買いといっても下見済みで、オリーブオイルなど地味なものをささっと購入しただけです。買物が終わり荷物もあるので‘Opera-Vieille Ville’からトラムに乗りました。はじめての乗り場でしたが、海帰りの子など、人も少し多かったです。
ベンチに座っている移民風の男の子が私の方を見ている様にも感じましたが、私の横に立っているほぼ水着姿の肌の露出が多い女の子のグループを見ているのかな?と思っていました。
海水浴客でいっぱいのビーチ |
トラムが来ました。すごく込んでいます。あまり込んでいるのは物騒だと思い、一瞬乗るのを躊躇いましたが、疲れていましたし、ちょっと乗るだけだから、と思い直して乗ると、後から留学生風の女の子が2人駆け込んで来ました。
押されるがままにいると、先程の移民風の男の子が私のすぐ後ろ、駆け込んで来た女の子の1人が斜め前、もう1人が私の真ん前で扉を背に立ちました。日本では珍しくない位置関係ですが、人との距離はある程度とる国ではちょっと不自然・・・‘しかもなんで1人の子は扉を背にしているのかしら・・・?’
これが、ポイントだったんですね、今思うと。すると、斜め前の女の子が、‘臭くない?’という感じに自分の鼻をつまみました。自分で言うのもなんですが、私、臭覚すごく敏感なんです。その私がなんのにおいも感じないのに、変だな~と思いましたが、何回か繰り返されると気になります。それでも、私は自分の荷物に手を当てて神経を注いでいました。すぐ後ろの男の子は私にピッタリくっついています。
ニースの街 |
‘おかしい!’と思いました。2つ先の停留所で降りる予定でしたが、それを待たずにすぐ降りよう、と決めました。そしてすぐ次の停留所‘Massena’に着き降りようとしましたが、ドアの前に立っている女の子がどいてくれません。
「すみません!降ります!」
どきません。他にも降りる方が大勢いらっしゃり、後ろから押してくるので、もう一度、
「すみません!降りるので空けて下さい!」
ときつく言うと、少し間があってどいてくれました。
しかし後ろからは押され、早く降りたいのにどいてくれない、イライラしたその時、今までせっかくバックから神経をそらさずにいたのに、降りる事に集中してしまいました(!)
‘まさか大丈夫だったわよね?’と降りてすぐ、バックを見ましが・・・きれいにチャックが開いて、お財布だけがスポッと抜き取られています!とっさにトラムに戻り、「誰?私のお財布盗んだの!」と叫びました(叫んだつもりで、小さい声だったと思いますが・・)皆きょとんとしています。当たり前です。盗んで呑気にトラムに乗り続けている泥棒なんていないでしょう。
通りにもテーブルが並ぶ |
やられました!誰が盗んだのかもすぐに分かりました。3人はグループだったのです。
実行犯は男の子、女の子の1人が鼻をつまんだのは合図と、神経をそらす為だったのでしょう。そしてドア前に立っていた子はわざと扉を背に立っていた。様子を見る為。すぐ降りてくれなかったのも、‘まだ降りるな、じらせろ!’と合図があったからでしょう。そして私はまんまとそれにひっかかったのです。
スリが欲しいのは現金で、それ以外のものを持っていると足が付くので、現金を抜き取ったらお財布ごとすぐ捨てる、と聞いた事があります。すぐ歩道とゴミ箱を見ましたが人も多かったですし、見つかりません。
次に思いついたのが、誰かに伝えなくちゃ!です。運転手さんに伝えよう!常習犯ならなんらかの情報を得られるかもしれない。すぐに出発間際の同じトラムの一番前に、飛び乗りました。(乗降客が多くて停車時間が長かった)
スリにあった!― ②に続きます。