草間彌生
11月27日まで青山のワタリウム美術館で「草間彌生展」が開催されています。
そのうちご紹介しよう、と呑気に構えていたら、あと1週間しか無くなってしまっていたので、慌ててのご紹介です。
草間彌生さんといえば、‘かぼちゃ’
あの水玉模様が入った赤や黄色の‘巨大かぼちゃのオブジェ’を思い出す方が多いとは思いますが、
今回の展覧会では、1960年代の彼女の作品を見ることが出来ます。
ミラーボウルを使った作品や、映像作品、など様々です。
でもすべての作品に共通しているのが、同じモチーフ(例えば水玉模様)の繰り返しや、同じモチーフで空間を埋め尽くす、
といった作業です。
空間恐怖というより、精神的な不安、未知なるものへの不安、そういったものを覆いつくす様に同じモチーフが繰り返されます。
1957年にアメリカに渡り、もがきながら作品を発表し、物議を醸し出しながら認められていったその作品群は、ずいぶん前のものなのに今でも決して古さを感じさせません。
小さな日本から世界に出て行き、世界的な活動をした美術家は、女性ではオノヨーコと彼女ぐらいでしょうか?
ワタリウム美術館の入り口付近
ワタリウム美術館は、日本の現代美術をリードしてきた、常に半歩先を行ってるような美術館です。
立地もいいですし、美術館自体もおしゃれな作りです。
お散歩がてらアートな休日はいかがですか?
ワタリウム美術館 http://www.watarium.co.jp/