稀なパン

小さい時は大のご飯党でパンって何?
って感じでした。
今は、365日3食パンでも大丈夫です。

よく、‘日本人はやわらかいパンが好きで、フランス人はかたいパンが好き。’
と言われますが、私がパン嫌いだったのは、逆にそのやわらかいパンのせいです。
グニョッと口の中で広がるつぶれた食感と甘さが嫌でした。
でも大人になって、かたいパンに出会ってからパンが好きになりました。
噛めば噛むほどおいしい、しっかりとした歯ごたえと食べているという実感、粉の味・・・。

更に、パンに慣れ、自分のテイスト、考えがはっきりしてきた今、かたい、やわらかいでは語れない、
一押しのパンは、こちらです。
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『d'une rareté(類いにも稀な
何年前でしょう?ここのパンに出会った時の衝撃は忘れません。
これは何?人間が食べるもの?食べていいの?天使が食べる食べ物ではない?
人間が作ったとは思えない、この稀なるもの!なんてピッタリなネーミングなんでしょう。

前にもお話したと思いますが、食べ物を食べると、その作り手の人柄が分かります(*^▽^*)
まさか天使が作っている訳ではないいでしょ?
と調べたところ・・・
     作り手は、表に出る必要は無い。
     人の為においしいものを作り、食べてもらえればそれでいい。 
     添加物・保存料の入ったパンは一切提供したくない。
     具材もすべて手作りだが、
     その手間ひまがかかった事を公表する気はない。
     努力は見えなくていい、
     外から見たらおいしくておしゃれな店、それでいい。
やはり、作り手は天使でした。

是非一度お召し上がり下さいませ。
具体的に言うとバターの香り、小麦の味、かたち、重さ、大きさが絶妙なのですが、
食べれば分かります。
そのおいしさや作り手の心、そして天使の食べ物を戴いている様な不思議な感じが。

でも、一つだけアドバイスさせてください。
大事に戴いて下さい。
ガサガサと食べないで、たくさんではなく、1つ、2つを大事に、目をつぶってゆっくり味わって下さい。

d'une rareté(デュヌ ラルテ)の詳しい情報はこちらからどうぞ http://www.dune-rarete.com/


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