瀬戸内国際芸術祭2010-④豊島

【豊島】

以前、不法投棄場所として有名になった島ですが、現在は、縄文時代の遺跡が点在し、棚田が広がる手付かずと言う言葉がぴったりののどかで美しい島です。こちらで強く印象に残った作品は、森万里子氏作品と、大阪芸術大学豊島アートラボの作品と、クリスチャン・ボルタンスキー氏の作品。


森万里子氏の作品 〈トムナフーリ〉

芸術祭の為に出来た「森万里子作品前」というバス停で降り、そこから5~10分歩きます。
なんと、このガラスの作品とスーパーカミオカンデがコンピューターで繋がっており、超新星が爆発すると光を放つ、という仕組みだそうです。もはやアートも宇宙規模!

大阪芸術大学アートラボの作品 〈ノリとたゆたう〉

今は使われていない海苔工場が会場です。
訪れた人はそこで海苔(の気持ち)になる事が出来ます。美しく、不思議な音楽と映像の中に身を投じ、海にたゆたうノリになります。不思議な体験でした。内部撮影禁止。


クリスチャン・ボルタンスキー氏の作品  〈心臓音のアーカイブ〉

人によって心臓音ってこんなに違うんだ!
ここでは自分の心臓音を登録しCDにする事もできます(有料)。内部撮影禁止。登録した心臓音は作品となり、世界中の人に聞かれる、不思議な感じです。場所は、唐櫃港から、大阪芸術大学アートラボを過ぎて10分ぐらい歩いた所。

途中、林の様な所を通り、道を間違えたかな?と不安になった頃、島の方が、「もう少しだ。暑いけどがんばりや、あそこを曲がったらすぐじゃ。」と声を掛けて下さいました。やさしい~(‐^▽^‐)建物の外はすぐ海で、絶景です。


オリーブサイダー

安部良さんの島キッチンで昼食。おいしかった~≧(´▽`)≦
食後はもちろん名物のオリーブサイダー!無農薬のレモン付。

この芸術祭の間、島には東回りと西回りのバスが走り、すべての作品を回れる様になっています。運転手さんの対応も丁寧で、島中で芸術祭を盛り上げている印象を受けました。

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