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今年最後の洋梨

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前にも書きましたが、季節の果物はその季節に頂くのが主義です(主義とは大げさですが・・・)。 そしてその季節の最後には、味も落ちてきますし季節はずれの感がぬぐえないので、コンポートやお菓子にして頂きます。 今 年最後の洋梨 は、 コンポートにしてチョコレートムース を載せて頂きました。 おいしいものをありがとう感謝の気持ちを込めてー。 皆様は今年はどんなお年でしたか? 私は相変わらずでしたが、ブログを始めた事は新しい挑戦でした(*^▽^*) でも、使い方が分からなかったり、デジカメで撮った写真をアップ出来なかったり、と申し訳無い状態で・・・。 それにも関わらず、友達にも家族にも教えていないのに、色々な方に見ていただけた事は本当に嬉く思っています。 来年は、 南仏のご案内 に加え、今年あまり書けなかった 国内の美術展 や おいしいレストラン情報 などもお届けしたいと思っています。よろしくお願いいたします。 どうぞ良いお年をお迎え下さいませ。

Stollen(シュトレン)

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  Joyeux No ë l Stollen(シュトレン) を食べる日もあとわずかとなりました。 シュトレンとはご存知の方も多いとは思いますが、 ドイツが発祥の地である発酵菓子で、中にはお酒に漬け込んだドライフルーツやナッツ、ローマジパン(アーモンドを原料としたもの)、スパイスなどが入っています。 クリスマスのお菓子です 棒状の形と、粉糖を振りかけた白い衣の様な姿から、14世紀の頃より、 イエスキリストの誕生時に白い布で包まれた赤ん坊の姿を表現しているとも、パン屋さんが12月に司教に献上したものであるとも言われています。 そして薄くスライスして少しづつクリスマスの日を待ちながら頂くのが良いとされています。 私は毎年11月の末に多めに作って、2週間ぐらい寝かした後、お世話になった方などに差し上げています。 自分で言うのも・・・ですが、自分のシュトレンはかなり気に入っています。 以前長らくドイツに住んでいた、というフランス人に差し上げたら、 日本の家庭でもシュトレン作るの?と驚き、後ほどお味の感想をメールして下さったのですが、 それによると、 「とてもおいしかった。ドイツのそれと比べるとより軽く、繊細な味に感じた。日本でこんなにおいしいシュトレンに巡り合えるとは思っていなかった!感動した!」でした。 褒めていただけたのはうれしかったのですが、それと同時にもっと重いシュトレンってどんな感じなんだろう・・・と気になりました(*^▽^*) 良いクリスマスを

Eze(エズ)

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今回は、あの有名な鷲の巣 Eze Village(エズの村) のご案内です。 エズの小道 こちらへは ニースより長距離バスの82番か112番 で行けます。 同じ方向に感じるマントン方面のバスはこちらには行かないので注意が必要です。 国鉄の駅からは遠いですし、なんと駅は無人駅なので、バスの方が安心だと思います。 ‘鷲の巣’ の事は カーニュ・シュル・メール のところでも書きましたが、それは、切り立った崖の上にあるので下からはまったく村があるとは分かりません。 でも、崖の上の鷲の巣からは、すばらしい絶景を見下ろす事が出来ます これは中世、敵から身を守る為に出来た形なのですが、本当に良く出来ていると思います。 バスを降りたら、少し坂を上るような感じで皆が行く方へとついて行くと、右手に イ ンフォメーション が見えます。 そちらで地図を頂くと安心です。 ずっとこんな感じの道が続く 小さな村なので、くるっと一周するのは1時間ぐらいで十分ですが、せっかくですから脇道にそれてみたり、お土産屋さんを覗いたり、景色の良いカフェでお茶をしたりすると楽しいと思います。 途中にある、有料の植物園からの眺めがいいとされていますが、私はそちらを通り過ぎてもう少し進んだ所にあるお墓(またお墓です)からの眺望も良いと思います。 段々に続いていくお墓 お墓から見下ろした海 おそらく、エズは南仏では一番有名な鷲の巣でしょう。 その為か観光客がとても多いです。 私も観光客の1人としておじゃましたので、こう言うのも何ですが、あまりにも観光客が多く、雰囲気のある小道も行列状態。私としては期待していた分ちょっと残念でした。 ただ、 こちらでちょっと素敵な老夫婦をお見かけしました。 素敵な身なりのお二人なのですが、そっと手をつないでゆっくりとした足取りで階段を上がっていかれます。 そしてムッシュの手にはビニールに入ったレモンが2つ・・・。 とある扉の前で立ち止まり、ポケットから鍵を、あ~こちらにお住まいの方だったのですね。 別荘として利用されているのかもしれませんが、私は観光地としか捉えていませんでしたが、大切に残してきたこの村に、今も大事に住み続けていらっしゃる方を目の前にし、感動しました。 堪能したいのなら、やはりこちらに

St-Jean-Cap-Ferat(サン・ジャン・カップ・フェラ)の邸宅

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今回は St-Jean-Cap-Ferat(サン・ジャン・カップ・フェラ) の邸宅、 Villa Ephrussi de Rothschild(ヴィラ・エフルシ・ド・ロスチルド) をご紹介いたします こちらは、ニースの東、前述の Villefranche-sur-Mer(ヴィルフランシュ・シュル・メール) よりもう少し東に進んだ所にある高級別荘地の岬、 Cap-Ferat(フェラ岬) にあります。 Villa(邸宅)は、20世紀初頭に大財閥で男爵であるロスチルドさんの娘の B é atrice (ベアトリス)さんによって建てられました。 世界で一番眺めのいい場所 として、この地を選んだのです。 ここは、半島上の小高い場所に位置しているので、 右を見ても左を見ても、美しい海を見下ろせるそのロケーション は、本当に贅沢です。 ニースからの81番のバス(Port de St-Jean行き) を利用して、 Passable で下車して下さい。 30分程です。 バス停 Passableの バス停です。こちらのバス停はすべてこんな感じです。 下車後、道路を向こう側に横断すると、案内があります。 ヴィラへの案内板 こんな感じです。 ここを入って行って下さい 少し小高い所に位置しているので、きれいな海や、映画で見た事があるわ~、という感じの高級別荘(ソファーが並んでいるプールや大きな車寄せ、手入れの行き届いたお庭などが見えます)を見下ろしながら進んでいくと、まずはこちらの ブティック(ミュージアムショップ のようなもの)に導かれ、そしてそこからお屋敷へと導かれて行きます。 お屋敷に入ってまず目を奪われるのが、大きな吹き抜けの空間。 細部に亘る装飾彫刻、床のモザイクは本当に丁寧で美しい。 お部屋はそれぞれルイ15世の間や、ルイ16世の間、などと名前がついており、セーブル焼きの壷や、お皿などのコレクションを展示している部屋もあります。 そしてお庭に面した部屋は、 レストラン・サロン・ド・テ になっています。 こちらの席で頂けます   大きなキッシュ 私はキッシュランチを頂き、デザートは下の写真より選びました。 素敵な空間で頂くと気分はお姫様! そして、お客様はインターナショナル。 お隣りか

Villefranche-sur-Mer(ヴィルフランシュ・シュル・メール)

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前回、マントンのところでで、コクトー美術館を訪れましたが、 コクトー の作品をここでも目にする事が出来ます。 それは 教会(Chapelle St-Pierre サン・ピエール礼拝堂) です。 ピカソ・サティ・モディリアー二 、そして シャネル とも交流のあった彼は、作家であり、詩人であり、画家でもあり、いわゆるマルチに活躍した天才肌の芸術家です。 ヴィルフランシュ・シュル・メール へ は、 ニースよりバスで10分 程 の所( マントン行きの100番か、81番 )にありますが、ニースと比べるととても静かで、人も少なく、落ち着いた町です。 海外の有名人も、今はニースよりもこの辺りを好んで長期滞在したり、別荘を購入したりするとか。 バス停Octroiで下車 すると、 右手広場の中に観光案内所があります。ここで町の地図をもらって歩けば、迷う事はまずありません。こじんまりした町です。 Chapelle St-Pierre サン・ピエール礼拝堂  上の写真が サン・ピエール礼拝堂です。 お隣りにカフェがあります。 お向かいではマルシェ(市場)が開かれていました。 内部は撮影禁止だったのですが、正面・右・左・天井にキリストの使途ペテロの生涯がヴィルフランシュ・シュル・メールの風景の中に描かれています。 そのはみ出さんばかりの勢いのある筆致は、新しい時代を予感させ、やはり魅力的があります。 扉近くの絵にはコクトーの周りにいた人も描き込まれています。 小さい空間ですが、ゆっくり鑑賞が出来ます。 礼拝堂の向こう側は海で、遊覧船の乗り場がありました。 遊覧船の乗り場、結構乗る人が多い こちらに向かう途中で面白い事が・・・それは≪日傘≫です。 私は南仏のあまりにも強い日差しに耐えかねて(染みになる、というレベルではなく、痛い!)日傘を使用していたのですが、どこへ行っても変な人、という目で見られます。 彼らはわざわざお金を出して南仏にやってきて何をするのかって、日光浴! そのありがたい日差しをさえぎるなんて!何しに来たの?ときっと思うのでしょう。 「お大事に!」 (これは、厭味です。日差しをさえぎらなければならないのは、体が悪い人かかなりのお年寄りだけ、という事で。) 「雨降ってないよ!」 (これも‘変な人ね~’という意味

Menton(マントン)

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ずっとニースとその西側、プロヴァンスの方をご案内してきましたので、この辺でその反対側、東側、イタリア寄りの町をご紹介いたします。 ニースと違い、人が少なく静かなマントンの海辺  今回は、フランスで最もイタリア寄りの町、 Menton(マントン) です。 こちらを訪れた目的の1つは、 レモン、 名産のレモンを食べる事、そして買う事! イタリアに近い町の雰囲気を楽しむ事、そして Mus é e Jean Cocteau(ジャン・ コクトー美術館) を訪れる事です。 マントンへは ニースより長距離バス100番で行けます。 1時間ちょっと、終点です。 ニースが始発ですから、ず~と座って行けますし、美しい海を眺めながらの旅は快適です。 途中の小さな町や エズ や モナコ を通って行きますので、乗り降りする人を眺めたり、と飽きる事はありません。 終点マントンのバスターミナルは町の中心より少し離れた所にあります。 バスを降りたらまっすぐ南の方へ、 Avenue de Verdun(ヴェルダン通り)または Avenue Boyer(ボワイエ大通り) を進んで下さい。線路をくぐってさらに進むと、海岸に出ます。 海岸に向かう途中、パン屋さんに併設のカフェで一休み、次々に訪れるお客さんは皆、同じパンを注文しています。それは全粒粉入りのバケットのようですが、もう既に売り切れ。 きっとこのお店の看板商品なんでしょう。 お客さんは皆がっかりしながら別のパンを購入・・・。 観察していると、英語・イタリア語が頻繁に飛び交って、ヴァカンスシーズンという事もあり、そのズボンは海水パンツですね、という出で立ちのムッシュも・・・。 言付かってきたパンが無いので慌てて奥様に電話をしたり、子守も押し付けられているので、ぐずる子供にアイスやお菓子を買い与えてなだめたり、それに乗じて御自分も甘いパンを頬張ったり・・・見ていて微笑ましい(‐^▽^‐)   とは言えそうゆっくりもしていられません。 私も「マダム、この地方のオリジナルのパンはどれですか?」と聞いて薦められたパンを頂きながら海の方へ急ぎました。 こちらがマダムお奨めのパン 南仏特有のGalette des Rois(ガレット・デ・ロア)のカジュアルなパン版ってところでしょうか?   海

ニース近代・現代美術館

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今回よりまた、南仏の美術館巡りに戻ります。 今回ご紹介するのは、Nice(ニース)にある、 Mus é e d'Art Moderne et d'Art Contemporain(近代・現代美術館) です。 入場は無料 です。 (ニースの市立美術館はすべて無料です 。シャガールi美術館は国立の為、有料。) こちらには、ニース駅から見ると、ぐぐっと南の方、海寄りに位置します。駅から 1番の トラムを使うと楽です(Garibaldi下車徒歩2分)。 長距離バスターミナル下車ですと、すぐそば、ほとんどお隣りです。 近くには古い町並みやがしっかり残っている ニース旧市街 (こちらの事はまた後程お伝えいたします)があり、 マルシェ や 海岸 にもこちらから徒歩で訪れる事が出来ます。 2つの大きな通りに挟まれた所に、長距離バスターミナルや、劇場、図書館などが並んでおり、美術館もその中にあります。 美術館入口 道から少し上がった所が入り口です。                                                  今回、少し早めに着いたのでうろうろしていたらスタッフの方が、 「10時からだよ~もうちょっと待っていてね。開いたら案内するから!」と言ってくださいました。 営業トークと思っていたのですが、美術館に入るとその方が待っていて下さり、隅から隅まで案内して下さいました。 よってこの美術館の事はBien compris(良く分かっている)です。 階段もアートしています  入り口を入ってすぐ、荷物を預けられる ロッカー があり、その奥に トイレ があります。 ミュージアムショップ も入り口付近にありますが、こちらは置いてあるものもわずかで、ショップと呼んでいいものか・・・という感じです。 内部は3、4階と屋上がコレクションスペースで、ニース在住・出身の作家の作品紹介スペースもあります。 NiKi(二キ) や Yves Klein(イヴ・クライン) の作品がありました。 ☆イブ・クラインがニースの人だったとは知りませんでした。 言われてみれば、あのブルーは Mediterran é e( 地中海)のブルーですね。 建物一杯の企画展ポスター 2階が企画展スペース。

フランスでの滞在に持っていくもの

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南仏の美術館紹介はまだまだ続きますが、今日は前回に引き続きフランスでの滞在について、 持って行って便利 だと思うものをご紹介いたします。 以下は アパートメントホテルに滞在する場合です。 ・トイレットペーパー (2個ぐらい) ・ペットボトルのお水 (2ℓと500ml) ・ラップ (これは絶対に便利!) ・ペーパーナプキン (ふきん代わりにしたり、ランチョンマット代わりにしたり、と何かと便利) ・マスキングテープ (手で切れる、剥がしても跡が残らない、傷をつけない) ・エアパッキン トイレットペーパー は、アパートに備え付けであるのですが補充は1週間に1回で、足りなくなったら自分で購入します。 しかしお店には12個ロールの物が多く、お値段も高めで、紙質は日本の物の方が良い様に感じます。 持参していれば 安心 ですし、余りそうでしたら掃除などにも使えます。帰りの 荷物の隙間埋め 、もしくは パッキン代わりに 使えます。 ペットボトルのお水 は、現地調達しますが、 到着直後と翌日分のお水があると安心です。 そうです!500mlが飲み終わったらこちらに移し代えて携帯します。 そうそう、アパートの利点なのですが、部屋ではお水代節約で、湯冷ましを飲んだりしてました。 (ペットボトルに入れて持ち歩いた事も) マスキングテープ 、これは主に化粧品やコンタクトケースの 蓋の補強 に使います。 壊れやすいお土産を購入した時、紙や パッキン で巻きますよね?それをこのテープで止めるとしっかりします。 以前、急に購入したお皿7枚、箱もパッキンも何もない時、1枚1枚を ラップで包み 、デパートの紙袋やお菓子の箱を解体して保護、このマスキングテープでぐるぐる巻きにして持ち帰ったところすべて無事でした。 もちろん購入した食品の口を止める為などにも使用出来ます。 フランスのコーヒーはおいしいので、コーヒーはいつも現地のコーヒー屋さんで購入し、アパートで頂くのですが、余りますよね?その時はこのテープでしっかり口をふさぎ、ラップでぐるぐる巻きにして自分へのお土産として日本へ持ち帰ります。そしてしばらくは懐かしさを噛み締めながら頂きます(-^□^-) そしてアパートメントホテルではなく、 ホテルに泊まる時必ず持っていくものは 、 ・ `BodaN

フランスでの滞在 アパートメントホテル

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私はフランスに出かける時は、一人でしたらほとんど、 アパートメントホテル に滞在します。 (アパートメントホテルとは、部屋にキッチンがついており、自炊可能なホテルです。但し、掃除やタオル・シーツなどの交換は1週間に1回です。) その理由はいくつかあります。 1つは、その方が 寂しくない ('-^*)/ 仲のいいお友達同士や熱々のカップルがたくさんいるホテルのダイニング。そんな中で朝食を取っても美味しくないし、それは外のカフェに行っても同じ(>_<) じゃあ、ビジネスホテルなら!と思ってそれっぽい所に泊まった事もあるのですが、こちらは大型トラックの運転手みたいな方ばかりで、なんか場違い? その点、アパートですと、 部屋のテレビでニュースや天気予報をチェックしながら、リラックスして好きなものを朝食に頂けますし、自分の部屋に居るようで寂しくない。 もう1つはその方が 経済的。 夕食ごとにレストランに入っていたらお金がかかりますし、一人では入り難い・・・量も多いですしね。 フランスはグルメの国とか言われていますが、家でしっかりした料理を一から作る人って少ないんですね。 共稼ぎが多いせいか、 お惣菜や後もうちょっと手を加えれば完成!といったものが豊富に売られています。 アパートのキッチンにはフライパンやお鍋もあるので、本格的な料理も作れるのですが、 お惣菜などを組み合わせて簡単に作るのがお勧めです。 (その方が時間の節約になりますし、材料に無駄が出ない。) 私はいつもオレンジジュースや牛乳(フランスの牛乳はおいしい!)、ヨーグルト、チーズとワイン、ミニトマトや生野菜などすぐ食べられるもの、果物。などを購入いたします。後は、気分で、お肉かお魚のお惣菜も買ったり。 今回の南仏巡りでは、去年モンペリエで気に入った Citea に滞在しました。 ニースの 『CITEA NICE MAGNAN』 です。 こちらからは 海岸 にも スーパー にも 徒歩2~3分 で行けますし、お向かいには カフェ と パン屋さん があり 、 バス停 は目の前! というすばらしい立地でした。そして、なんと自由に利用出来る プール までありました。 近所の海岸です Citeaの詳しい情報はこちらからどうぞ。 http://citea.com/

ヴァンス旧市街 Château de Villeneuve(ヴィルヌーヴ城)

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さて、 ヴァンス にはマチスの教会の他にも訪れたい所があります。 それは 旧市 街 です。 旧市街へは長距離バスターミナルからですと、東の方へ、Avenue de la Résistance を辿って行き、徒歩5~10分です。 ニース方面からバスで訪れた場合、少し戻る感じになります。 そこは城壁に囲まれ、古い建物がそのまま残るとても素敵な所なのですが、観光客はあまり居らず、地元の方が市場に買い物にやって来たり、おしゃべりを楽しんだり、と和やかな雰囲気で日常の生活をそのまま垣間見られます。 旧市街の八百屋さん そして、雑貨好きの人には嬉しい ちょっとアンティークな文具 や キッチン関係の物 がいろいろあります。 デザインもかわいくって私も色々購入したかったのですが、その後、St-PAUL de Vence (サン・ポール・ド・ヴァンス) に行く予定があったので、涙をのんで・・・我慢 カーニュ・シュル・メールについで再訪リストにアップです こじんまりとした市場も プロヴァンス産のハーブ や野菜が並び、いい感じです。 商店街にはBio(無農薬)限定の八百屋さんなどもがありました。 旧市街の噴水 旧市街に入ってすぐの噴水の脇にChâteau de Villeneuve(ヴィルヌーヴ城)があります。 ここではカーニュ・シュル・メールのグリマルディ城と同じ様にすばらしい企画展を見る事が出来ます。 ・・・1966年に当時市長だったÉmile Hugues(エミール・ユーグ)によってFondation Emile Hugues(エミール・ユーグ財団)となり、現在は現代美術を中心とした企画展が開かれています・・・ 私が訪れた時には、写真やビデオアート中心の展示でした。 いいな~と興味を引かれたものはほとんど 、Avignon(アヴィニョン)のCollection Lambert(ランベール現代美術コレクション) から借りているものだったので、この次は是非アヴィニョンに行きたい! Château de Villeneuve(ヴィルヌーヴ城) 入り口付近です。 入り口脇には ミュージアムショップ があり、他の美術館のカタログや作家の作品集なども置いてあります。 余談になりますが、会場内案内の女性は皆若くて美しかった。 美しい女

マチスの教会‘Chapelle du Rosaire(ロザリオ礼拝堂)’

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  以前、 マチス美術館 をご紹介いたしましたが、そのマチスが手がけた教会が Vence(ヴァンス) にあります。 正式名称は ‘  Chapelle du Rosaire(ロザリオ礼拝堂) ’ ですが、案内板などは  ‘ Chapelle de Matisse’(マチスの教会) となっています。 ヴァンスへの行き方は、ルノワール美術館のところでも書きましたが、 ニース からは、長距離バスターミナルから 400番のバス で1時間ぐらい です。 (ニースはフランス南部で、地中海に面していますが、そのニースから海沿いを西へ、 アンティーヴ の方に向かいます。途中で北に少し上がった所が カーニュ・シュル・メール で、そこを通り過ごしてもうちょっと北へ山を登っていくと ヴァンス に出ます。) さて 、‘Chapelle du Rosaire(ロザリオ礼拝堂)’への行き方ですが、終点の ‘Vence gare routi è re ’(ヴァンス長距離バスターミナル) で降ります。 降りたら広場の向こう側、北側の方に渡ります。 ‘ Chapelle de Matisse’ の標識がありますので、それに従って ‘Avenue Henri Matisse’ を歩いて行って下さい。 途中長い橋を渡ります。 この橋を渡っていく人はほとんどがマチスの教会に行く人です。トータル20分は歩きます。 *教会には昼休みや午後しか公開してない日があるので注意が必要です。 水・土 14h00~17h30 (冬は~16h30),  火・木 ・金10h00~11h30と14h00~17h30(冬は~16h30) 教会の入り口付近です。 内部は撮影禁止だったのですが、このちんまりした入り口を入り、階段を下りていった先に広がる教会内部には、黄色・緑・ブルーのステンドグラスからの光があふれ、白い壁にのびのび絵が描かれています。燭台なども彼のデザインです。 もう死が迫っている彼は 「神様どうか、後もう少し、私に命を下さい。やり遂げねばならない仕事があります。」 と懇願したといいます。 でもその教会に、悲壮感はまったくなく、のびやかな自由と、おおらかな愛に満ちています。 そして彼も後に、 「この礼拝堂は私の為のもの、生涯かけた仕事の結晶だ。」 と言っています。

桃のコンポート

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南仏の美術館案内をしておりますが、マチスと現代美術つながりでヴァンスをご案内するその前に、 食べ物 のお話を。   桃のコンポート を作りました。毎年オンシーズンにはそのまま頂き、季節が終わる頃、その季節が終わるのを惜しんで作ります。今年の夏は本当に暑くてまだ過ぎ行く夏を懐かしむという感じではありませんが、果物の世界では確実に秋の気配を感じます。 作り方 は、 水と白ワインを同量、水分の半量の砂糖、そこに皮を剥いた桃を入れて軽く煮ます。お好みでスパイスなどを加えても。 簡単ですが、とってもおいしい 、大事にしているレシピです。 私は、一度に4個ぐらい作るのですが、まずはコンポートとして頂き、その次にカットしてヴァニラアイスクリームと一緒に頂きます。そして シャルロット などの ケーキ や タルト 仕立てに、ひと手間かけたお菓子は、びっくりする程おいしいんですよ。 ☆ヴァニラアイスクリームの上に桃のコンポートを載せ、その上から赤いフランボワーズピュレをかけたデザート、『 P ê che  Melba(ペッシュ・メルバ)』は、19世紀、フランスの料理人Escoffier(エスコフィエ)がオペラ歌手のMelba(メルバ)に捧げたデザートとして有名。*P ê che はフランス語で桃の意味。 クラシックなレストランなら、今でもメニューにあります。自分の名前がついたデザートが後世に残されていくなんて、素敵ですね~。 残ったシロップを少し薄めてやわらかい ジュレ 状にし、カットしたコンポートにかけてもおいしいですし、薄めて グラニテ にしても  Tr é s bon!