Eze(エズ)

今回は、あの有名な鷲の巣Eze Village(エズの村)のご案内です。
エズの小道
こちらへはニースより長距離バスの82番か112番で行けます。
同じ方向に感じるマントン方面のバスはこちらには行かないので注意が必要です。
国鉄の駅からは遠いですし、なんと駅は無人駅なので、バスの方が安心だと思います。
‘鷲の巣’の事はカーニュ・シュル・メールのところでも書きましたが、それは、切り立った崖の上にあるので下からはまったく村があるとは分かりません。
でも、崖の上の鷲の巣からは、すばらしい絶景を見下ろす事が出来ます
これは中世、敵から身を守る為に出来た形なのですが、本当に良く出来ていると思います。
バスを降りたら、少し坂を上るような感じで皆が行く方へとついて行くと、右手にンフォメーションが見えます。
そちらで地図を頂くと安心です。
ずっとこんな感じの道が続く
小さな村なので、くるっと一周するのは1時間ぐらいで十分ですが、せっかくですから脇道にそれてみたり、お土産屋さんを覗いたり、景色の良いカフェでお茶をしたりすると楽しいと思います。
途中にある、有料の植物園からの眺めがいいとされていますが、私はそちらを通り過ぎてもう少し進んだ所にあるお墓(またお墓です)からの眺望も良いと思います。
段々に続いていくお墓
お墓から見下ろした海
おそらく、エズは南仏では一番有名な鷲の巣でしょう。
その為か観光客がとても多いです。
私も観光客の1人としておじゃましたので、こう言うのも何ですが、あまりにも観光客が多く、雰囲気のある小道も行列状態。私としては期待していた分ちょっと残念でした。

ただ、こちらでちょっと素敵な老夫婦をお見かけしました。
素敵な身なりのお二人なのですが、そっと手をつないでゆっくりとした足取りで階段を上がっていかれます。
そしてムッシュの手にはビニールに入ったレモンが2つ・・・。
とある扉の前で立ち止まり、ポケットから鍵を、あ~こちらにお住まいの方だったのですね。
別荘として利用されているのかもしれませんが、私は観光地としか捉えていませんでしたが、大切に残してきたこの村に、今も大事に住み続けていらっしゃる方を目の前にし、感動しました。

堪能したいのなら、やはりこちらに一泊するのがお勧めです。
ちょっとお高いですが、プール付の絶景ホテルなどがあります。
素敵なホテルの庭
エズのバス停傍のカフェ
詳しい情報はこちらからうぞ



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