【コルビジェ巡礼ー3 : ラ・トゥーレット修道院】
ラ・トゥーレット修道院(Couvent de La Tourette 1953-1960)
中に入ると外観で感じた時よりも光が多く差し込んでいる事に驚きます。
じっくり見学したつもりですが、まだ建物全体を理解しきれていません。宿泊も可能なので、今度は宿泊して落ち着いてこの建物を感じてみたいです。
また、こちらの修道院は現在も10名の修道士が宣教活動に励んでいますが、現代美術などの展示にも利用されており、こちらにも注目したいところです。
Couvent de La Tourette
1952年にドミニコ会のクトュリエ修道士がコルビジェに依頼して、リヨン近くの田園地帯Eveuxに建てられた修道院。
こちらも修道院とは思えない不思議な形です。クトュリエ修道士がコルビジェに依頼した理由は「決められた形ではなく、美しく新しいデザインの建物に祈り・修道生活を一致させたいから」だそうです。先進的な考えの持ち主であったと共に、よほどコルビジェを信頼していたのでしょう。
中に入ると外観で感じた時よりも光が多く差し込んでいる事に驚きます。
窓は目線の高さで実際に立つと意外な解放感 |
前記のロンシャン礼拝堂の後に竣工していますので、礼拝堂と修道院と用途は違いますが同じ宗教施設としてロンシャンの礼拝堂を踏まえて、より洗練された形でラ・トゥーレットがつくられた様に感じます。
驚いたのは光の柔らかさです。
礼拝堂で、祈りにつくのと同じ位置にひざまずいてみました。上を向くと、光に色の効果がプラスされてなんとも不思議な気持ちになりました。
礼拝堂天井・部分 |
じっくり見学したつもりですが、まだ建物全体を理解しきれていません。宿泊も可能なので、今度は宿泊して落ち着いてこの建物を感じてみたいです。
また、こちらの修道院は現在も10名の修道士が宣教活動に励んでいますが、現代美術などの展示にも利用されており、こちらにも注目したいところです。