【コルビジェ巡礼ー1 : 休暇小屋】

フランスに来ています。
コルビジェを中心に、色々な建築・アートを見て帰る予定です。
見て感じた事を徐々にをアップしていきたいと思います。

1日目はコルビジェ(本名: シャルル・エドゥアール・ジャンヌレ 1887〜1965 )が最後を過ごしたカップ・マルタンを訪れました。


いきなり終焉の地からのスタートですが、コルビジェは水泳中の心臓発作でこの海のこの場所で亡くなったそうです。

その海にほど近い小高い所に建つレストランはコルビジェが毎日通ったお気に入りのレストランで、入り口の壁には彼が描いた絵が残っています。

そしてもっと通いやすくする為にレストランの横に自分の家まで建ててしまいました。それが所謂「コルビジェの休暇小屋」です。
玄関脇の扉を開けるとレストランに直接入れる様になっています。

窓は3つあり、それぞれの窓から岩、木、海を眺められる様に設計されており、

8畳程の広さに、ベッド、作り付けの家具、そしてトイレなどがそろった機能的な造りになっています。(台所は隣のレストランに食べに行くので必要ありません。シャワーは屋外にあります。)

更にすぐ脇に作業場(アトリエ)も作り、

仲の良い友達が住めるアパートまでも作ってしまい、人生最後の時を毎日ここで親しい友人達と飲んで食べておしゃべりをして、仕事もしてという充実した日々を過ごしたそうです。

アパートからアトリエまでは想像していたよりもずっと 素朴でコンパクトでした。



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