【コルビジェ巡礼ー2: ロンシャン礼拝堂】
ロンシャン礼拝堂(Notre-Dame du Haut 1953-1955)
ロンシャン村を見下ろす小高い丘に建つ礼拝堂。第二次世界大戦で破壊され、コルビジェが再築。
三角形の大きな屋根がのったこの形は印象的で、一度は訪れてみたいと思っている方は多いと思います。私もその一人でした。
ぐるっと周囲を廻って眺めるとその形の面白さや複雑さに驚きます。巨大な彫刻と言った方がいいかもしれません。
内部には外部と呼応する要素、コルビジェらしい造形要素もありますが、ステンドグラスの光が軽やかに差し込み、外の迫力とは対照的に繊細です。屋根と壁の隙間から差し込むかすかな光 や、小礼拝堂上部から差し込む光は、白く粗い壁面で屈折して柔らかく差し込んできます。
そして床は地形を生かして祭壇に向かって緩やかな坂となっています。
もう一度外に出てじっくり観察。円柱と三角そして四角のコラボレーションが軽快なリズムを刻みながら配置されている事が分かります。
ステンドグラスもありますし、天気や時間によってその表情を変える建物だと思います。
何度訪れても新たな発見があるかもしれません。そして何より、現在も機能している礼拝堂ですから、今度はただ建物を観るだけではなく、可能なら礼拝に参加してその空間を肌で感じてみたいと思いました。
礼拝堂に向かう途中には礼拝堂を建設する際、作業員が宿泊所に使用していた小屋があります。こちらもコルビジェのものです。こちらからもコルビジェが提唱した5原則:①ピロティ②屋上庭園③自由なプラン④水平連続窓⑤自由なファサードを感じられます。
礼拝堂までの道の途中にレンゾ・ピアノ設計の修道院がありますが、こちらに関しては後程触れます。
13,rue de la Chapelle/F-70250 Ronchamp
Notre-Dame Du Haut
ロンシャン村を見下ろす小高い丘に建つ礼拝堂。第二次世界大戦で破壊され、コルビジェが再築。
ぐるっと周囲を廻って眺めるとその形の面白さや複雑さに驚きます。巨大な彫刻と言った方がいいかもしれません。
内部には外部と呼応する要素、コルビジェらしい造形要素もありますが、ステンドグラスの光が軽やかに差し込み、外の迫力とは対照的に繊細です。屋根と壁の隙間から差し込むかすかな光 や、小礼拝堂上部から差し込む光は、白く粗い壁面で屈折して柔らかく差し込んできます。
ステンドグラスは掘り込んだ壁の先に取り付けたものと、手前の壁に取り付けたものがあり、そのコントラストがリズムを作っている |
そして床は地形を生かして祭壇に向かって緩やかな坂となっています。
何度訪れても新たな発見があるかもしれません。そして何より、現在も機能している礼拝堂ですから、今度はただ建物を観るだけではなく、可能なら礼拝に参加してその空間を肌で感じてみたいと思いました。
礼拝堂に向かう途中には礼拝堂を建設する際、作業員が宿泊所に使用していた小屋があります。こちらもコルビジェのものです。こちらからもコルビジェが提唱した5原則:①ピロティ②屋上庭園③自由なプラン④水平連続窓⑤自由なファサードを感じられます。
礼拝堂までの道の途中にレンゾ・ピアノ設計の修道院がありますが、こちらに関しては後程触れます。
13,rue de la Chapelle/F-70250 Ronchamp
Notre-Dame Du Haut