東京都庭園美術館で『ガレの庭』を観て
先日、東京都庭園美術館で『ガレの庭』を観て来ました。
この展覧会で、ガレが工芸家であり、植物学者であり、園芸家であり、人権運動にも関わった人だと知りました。
この展覧会で、ガレが工芸家であり、植物学者であり、園芸家であり、人権運動にも関わった人だと知りました。
また、今回の展示の目玉とも言えるでしょう。
オルセー美術館が所蔵するデザイン画と、それに相当する北澤美術館のガラス作品を一致させる、という試みがなされていました。
オルセー美術館が所蔵するデザイン画と、それに相当する北澤美術館のガラス作品を一致させる、という試みがなされていました。
これはとても貴重な機会だったと思います。
前回のブログで触れた、‘自然光のもと作品を通して庭を見る’という展示の仕方は残念ながら1点のみでした。
それでも勇気ある展示だったと思います。
学芸員の方に伺ったところ、やはり「自分の持ち物だったら出来るけど、お借りしたものではとてもとてもその勇気はなくて…」との事でした。
その他、展示には工夫がみられました。
展示室(大客室)の窓辺にはガレが自宅から庭を眺める様子をプリントした布が掛けられ、そこから外の庭園を感じとる事が出来ました。
鑑賞者もガレになりきって庭園を眺めつつ作品を鑑賞出来れば、という美術館側の心遣いだと思います。
展示室(小客室)の壁に竣工当時より描かれているアンリ・ラパンの樹木と水のある風景も、室内に居ながら森の中に居る気分に浸るのに役立っていたのではないでしょうか。
ガレは日本人に人気があるので彼に関する展覧会はよく開催されますが、今回の〈庭〉という切り口はとても分かり易く、彼の本質に迫った企画だったと思います。
花の名前に詳しい人にとっても興味深い企画かもしれません(*^^*)
ガレは日本人に人気があるので彼に関する展覧会はよく開催されますが、今回の〈庭〉という切り口はとても分かり易く、彼の本質に迫った企画だったと思います。
花の名前に詳しい人にとっても興味深い企画かもしれません(*^^*)
新館1階にあるミュージアムカフェでは『ガレと庭』にちなんだメニューも用意されていました。