「日本、家の列島ーフランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザインー」」


 
パリ、ブリュッセル、アムステルダムを巡回してきた展覧会で、汐留ギャラリーで開催中の「日本、家の列島ー・・・」を観てきました。企画主催がフランス人写真家で、展示にはパネル、写真、模型に加え、ドキュメンタリータッチの映像が使用されていました。これは分かり易かったです。というか感じ易かったです。
 
‘映像’は、現在において意図したものとのずれを最小限にとどめ、一目瞭然で理解させる為の最高の手法だと思います。もちろんそれは映像制作者の腕と感性によるところは大きいですが。
*建築も将来的には映像にとって代わられるとも言われていますね。
 
今回の展示のすべての住宅に共通していたのは、やはりという感じではありますが自然との関わりです。そして私が一番気になった住宅は、住宅と言うより建物のほとんどが窓となっている、吉村靖孝さんの「窓の家」(2013)でした。どうやって住みこなしたらいいのだろう?と戸惑いながらも、ここに住んだら自分の生き方考え方までもが変化していく、そんな不思議な力を感じたからです。
 
6月25日(日)まで。イベントも魅力的です。
 

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