弘前とフランスの交流~マーキングリンゴ~

先月青森に旅行した際、サルコジ元大統領の顔をマーキングしたリンゴに出会いました。
そしてそこから、リンゴを通して生まれた弘前とフランスの素敵な繋がりを知りました。
たくさん実っているマーキングリンゴ、これらはすべて予約済み

マーキングリンゴ’は私達日本人にとって<寿><合格>など縁起のいい文字でなじみ深いですが、その発祥の地はなんとフランスでした!
16世紀には既に果物の表面に太陽光を利用してマークを付け、王族の為の高級果物として流通させていたそうです。
ところが、その素晴らし技術もその後の戦争などによって廃れてしまいます。

「資料として残っている伝統的な手法を復活させたい!」
というフランスの園芸協会会長の強い思いが弘前に届きます。
マーキングリンゴのシール・袋を手掛ける「佐藤袋店」へ彼がFAXしたのです。
そこから両国共同による復活試験が始まり、現在に至るそうです。

同じ方向への強い探究心が遠い国と国を自然と結びつけた美しい話だと思いました^^。
私が頂いたのは青森ねぶたのもの

シールを剥がすとこんな感じ。濃淡も付いて美しい^^
 
株式会社佐藤袋店




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