「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ」

箱根のポーラ美術館で「ルソー、フジタ、アジェのパリ」を観てきました。

画家に資料として自分の写真を販売していたウジェーヌ・アジェ(1857-1927年)と、それを買っていた画家達を繋げるという切り口は興味深いものでした。
彼の写真を購入していた画家には、レオナール・フジタ(1886-1968年)、マン・レイ(1890-1976年)など著名な画家達が名を連ねています。

職業写真家として目に映るものを記録写真の様に切り取る彼の写真が、シュールだと評価されるようになった事も大変興味深く感じました。

アンリ・ルソー(1844-1910年)、詩人のギヨーム・アポリネール(1880-1918年)、ジャン・コクトー(1889-1963年)、フィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホ(1853-1890年)、ジョルジュ・ブラック(1882-1963年)、パブロ・ピカソ(1881-1973年)・・・
こうしてみるとこの時代の横の繋がりは凄かった!

ポーラ美術館の所蔵作品も上手に使った企画展でした。
2017年3月3日まで開催しています。

次回はポーラ美術館の詳しいご案内を予定しています^_^ 

自然に埋もれるように建つ建築も素敵

 

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