小値賀島で古民家に宿泊


小値賀島では『古民家スティ』をしました。
『古民家スティ』とは、使われていない古民家、武家屋敷などを東洋文化研究家のアレックス・カー氏による改装で一棟貸しするという小値賀の新しい試みです。
これは現代の空き家問題とも重なりとても注目すべきシステムだと思います。
私は港近くの「先小路」に宿泊しました。
玄関
リビングは2階で、家具などもある
屋根までの柱の組み方が分かる
快適に過ごせるようにソファなども設置
キッチンには調味料やお茶・コーヒーなどが用意されており、冷暖房完備、お風呂はキッチンのボタン一つで用意が出来、洗濯機もあります。
古くても良い所は残しながら、ホテル並みの設備は整っているのでとても快適に過ごせました。
そしてこの試みは、古い価値のある建物を上手に活用しながら残していく体験が出来る良い機会でもあると思いました。

小値賀にはこのほか、『民泊』というシステムもあります。
こちらは島の民家に宿泊して、日常の食事や生活を体験できるというものです。
野崎島のツアーでご一緒した伊是名島の方々が民泊を体験されて楽しそうでしたので、今度はこちらも体験してみようと思います。

「古民家の利用」という点では、
『商家尼忠東店(しょうかあまちゅうとうてん)』もありました。
明治41年に建てられ町に寄贈された商家:尼崎家本店を、町が改修して公民館の様に利用しているのです。旅行者も利用できます。
パンフレットなども置いてあるので、休憩や町の方々との交流にも良い場所なのではないでしょうか。


説明を追加

島を訪れて、独特だな〜と思っのは[放送]です。
欠航のお知らせなどは、朝早くから島中に流れます。
「防災センターからのお知らせです!・・・」で始まるので初めはびっくりしました^_^;
‘抜港(ばっこう)’という言葉もここで初めて知りました。
また、月初めに「今日から新しい月の始まりです!先月の反省をふまえて新たな…」という趣旨の放送が流れたのにも驚きました^^。
もしかしたら、この放送が島の一体感を生み出しているのかもしれません。

ところで、日本には島がどのぐらいあるかご存知ですか?
なんと6852(海岸線が100メートル以上のもの) あり、そのうち人が住んでいるのが、400ぐらいだそうです。
予想より多くて驚きました。
そんな島の方々が集まって行われるイベント「アイランダー」がちょうど11月21、22日に池袋であるそうです。
面白そうなので私も行ってみようと思います!

*小値賀の民泊・古民家スティのお問い合わせは小値賀アイランドツーリズム

このブログの人気の投稿

【建築巡礼ー5:アールトによるルイ・カレ邸】

【アート通信ー25:ベルリン・集合住宅「ジードルング・ブリッツ」】

【建築巡礼ー9 : ル・トロネ修道院 abbaye du Thoronet】