ニースーⅠ 城の丘と南仏名物フルーツのコンフィ 

ニースの街のご紹介は、旧市街の東側にある城跡南仏名物コンフィズリーです。

まずは、南仏名物のコンフィズリー「Florian」をご案内します。
ニースの市内を回るバス9,10番などの‘Le Port’で下車します(街の中心部から徒歩も可)。

Le Port バス停近くの様子

写真は港側からバス停方向を見た所です。下車したら、港に出てQuai Lunelを南下して下さい。左手には高級なヨットが何隻も停泊しています。甲板に日よけを作り、ソファーなどを置きサロンにしたり、大きなベットをドンと置いている船も!

多数のヨットが停泊している港

そんな船を左手に、魚介がおいしそうなレストランを右手に眺めながら南下して行くと、かわいらしい建物が!

Confiserie Florian 外観

こちらが、南仏名物のコンフィズリー(果物の砂糖漬け)のお店「Confiserie Florian」です。

製造過程の見学も無料で出来ます。さっそく中に入ってみましょう!中に入ると、まず左手にビデオがあり、製造過程実際の映像で紹介してくれています。言葉が分からなくても、きれいな映像で理解できます。後ろを振り返るとかわいらしいお顔の青年がちょっと顔を赤らめながら、フルーツのコンフィ入りのチョコレート菓子を作っています。(私が訪れた時は、棒に動物型のチョコが付いたかわいらしいものを作っていました)そのまま中に入っていくと、


昔から変わらない製造過程

説明のパネルがあったり、コンフィズリーの工程を見たり出来ます。さらに進んでいくと、Boutique(売店)に出ます(トイレもあります)。

山積みの南仏名物、クレモンティーヌ のコンフィ

ブティック内の様子

こちらには、お土産にぴったりな物がいっぱい。コンフィズリーだけではなく、チョコレートや、ゼリーマシュマロなども購入出来ます。私は、お花のシロップジャム、お土産用のゼリーなどを購入しました。

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ミモザ・ジャスミン・バラ・スミレの花の香りを閉じ込めたシロップお菓子作りや飲み物に使ってみたい!

これから丘を登る事をすっかり忘れて買いすぎてしまったので、お店で預かってもらう事にしました。マダムが快く受けて下さいましたが、「気を付けて、12時から14時まではお店を閉めているから!」と言われました。そうなんです。南仏では多くのお店が‘シエスタ’(お昼寝・昼休み)をとるので、注意が必要です。気を付けないと、午後買い物に行ってもお店が閉まっていて何も買えない、なんて事があり、時間が無い時は慌ててしまいます。

さて、ここから城跡のご案内です。
城跡は小高い所にあるので、旧市街を通り抜けて登って行く方法と、丘の向こう側の港側から徒歩で登る方法と、エレベーターで昇る方法と3つあります。旧市街のことは後程お伝えするので、ここでは港側から徒歩で登る方法と、エレベーターを使用する方法をご紹介いたします。

港沿いに先端まで歩いて行きます。先端まで進むと、通りの名前は、Quai Rauba Capeuに変ります。歩いて登られる方はここで、Rue de Forestaに少し戻るような感じで入って下さい。右手に小さな公園があります。入ったらすぐ、左手にある脇道Montree de Montfortへ、階段が見えるのですぐに分かると思います。エレベーター利用の方は、そのままQuai Rauba Capeuを進み、右手にある大きなモニュメントを通り過ぎると「Ascenseur(エレベーターはこちら)」の案内看板がありますので、それに従って下さい。有料ですが、眺望の良いところにダイレクトに出られるので便利です。

エレベーターを出るとすぐ、目の前にすばらしい眺望が開け、地中海を一望出来ます。

目の前に広がる眺望

海辺で寛ぐ人達

眺望を堪能するだけではなく、木陰で休んだり(売店もありました)、おやつを食べたり出来ます。おもしろいものに遭遇しました。

昔の様子を紹介しているパネル

ここにCathedrale(大聖堂)があったのですね。発掘作業が行われていました。再建するのでしょうか?そしてその横を、夏休みの自由研究(?)遠足(?)、先生に引率された子供達が画板を持ってぞろぞろと。どこの国の子供も同じだわ~。

Confiserie Florianは2020年現在、改装されて1階がブティック、2階が工房になっています。 詳しい情報は、ニースのお土産は見学も出来る「コンフィズリー・フロリアン」で!をご参照下さい。


次回は、旧市街のご案内と、旧市街でのお買い物・お土産情報です。


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