現代美術の見方
‘現代美術はおもしろい!’と言われても鑑賞の仕方が分からないという方はいらっしゃいませんか?
今回は、私のお奨めの「現代美術の鑑賞方法」をご紹介します。
*前回ご紹介した「展示を観る順番」に矛盾します。
1)部屋に入ったらまず何の説明も読まずに大きく深呼吸して下さい。
力強いアートには周りの空間を支配する力があります。深呼吸する事でそれを感じて、そのエネルギーを吸収してください。
注)残念ながらやわな作品にはその力はありません。
2)部屋の真ん中に立って下さい。
そして上を見て、下を見て、右を見て、左を見て下さい。
何が見えますか?何を感じますか?
天井や、部屋の隅に仕掛けが施されている事も多いですし、
四方を作品に囲まれた中央では独特のエネルギーを感じられるはずです。
3)次に周りを見渡して、一番初めに目に飛び込んできた作品の傍に行って下さい。
そう、その作品があなたを呼んでいるんです。
そしてその作品と対話してください。
対話というと難しく感じるかもしれません。 感じて下さい。
‘つまらない。’‘ふ~ん分からない。’と感じたら、タイトル、もしくは説明を読んで下さい。
それでも、興味が湧かなかったらすぐその場を離れて、2番目に目に飛び込んできた作品の傍に行きましょう。
これを繰り返します。
つまり作品のタイトルや解説を読む前に作品を鑑賞します。
タイトルや説明を先に読んでしまうと、先入観が入って想像の幅が狭くなってしまうので楽しくありません。何て言うか、学校の授業を受けているようになってしまいます。
*隅っこの方にある作品を鑑賞した際は、その隅っこから部屋全体をご覧になる事もお忘れなく。
また別の景色が見えます。
4)部屋を出る時、必ず振り返りましょう。
振り返ると何が見える?
そう、<後ろ姿>が見えます。
立体など、全方向から鑑賞可能な作品にもあえて言うなら‘ここが顔だね’、という正面があります。
その顔は、入り口を向いているので出口から見える景色は<後ろ姿>です。
後ろ姿を見ると何がいいかって、そう、<真の姿>が見えるのです。人と一緒です。
ではギャラリーなどで‘入口と出口が一緒の時はどうするの?’そんな際もやはり部屋を出る時振り向いて下さい。
入る時に見えた景色とはまた違った景色が見えます。
なぜなら、あなたはもう作品と対話した後で、さっきまでのあなたとは違うからです!
Guy Pieters Galleries ST PAUL VENCE |
*前回ご紹介した「展示を観る順番」に矛盾します。
1)部屋に入ったらまず何の説明も読まずに大きく深呼吸して下さい。
力強いアートには周りの空間を支配する力があります。深呼吸する事でそれを感じて、そのエネルギーを吸収してください。
注)残念ながらやわな作品にはその力はありません。
2)部屋の真ん中に立って下さい。
そして上を見て、下を見て、右を見て、左を見て下さい。
何が見えますか?何を感じますか?
天井や、部屋の隅に仕掛けが施されている事も多いですし、
四方を作品に囲まれた中央では独特のエネルギーを感じられるはずです。
3)次に周りを見渡して、一番初めに目に飛び込んできた作品の傍に行って下さい。
そう、その作品があなたを呼んでいるんです。
そしてその作品と対話してください。
対話というと難しく感じるかもしれません。 感じて下さい。
‘つまらない。’‘ふ~ん分からない。’と感じたら、タイトル、もしくは説明を読んで下さい。
それでも、興味が湧かなかったらすぐその場を離れて、2番目に目に飛び込んできた作品の傍に行きましょう。
これを繰り返します。
つまり作品のタイトルや解説を読む前に作品を鑑賞します。
タイトルや説明を先に読んでしまうと、先入観が入って想像の幅が狭くなってしまうので楽しくありません。何て言うか、学校の授業を受けているようになってしまいます。
*隅っこの方にある作品を鑑賞した際は、その隅っこから部屋全体をご覧になる事もお忘れなく。
また別の景色が見えます。
GUY PIETERS GALLERIES ST PAUL VENCE |
振り返ると何が見える?
そう、<後ろ姿>が見えます。
立体など、全方向から鑑賞可能な作品にもあえて言うなら‘ここが顔だね’、という正面があります。
その顔は、入り口を向いているので出口から見える景色は<後ろ姿>です。
後ろ姿を見ると何がいいかって、そう、<真の姿>が見えるのです。人と一緒です。
ではギャラリーなどで‘入口と出口が一緒の時はどうするの?’そんな際もやはり部屋を出る時振り向いて下さい。
入る時に見えた景色とはまた違った景色が見えます。
なぜなら、あなたはもう作品と対話した後で、さっきまでのあなたとは違うからです!