美術館併設レストラン

美術館併設のレストランはなぜフレンチやイタリアンが多いのでしょうか?
さして疑問に思っていなかったこの事実に先日ひょんな事で気が付きました。
それは、お正月明けの東京国立近代美術館で外国人観光客が
「なんだ、せっかく日本に来たのだから日本料理が食べたかったのに・・・」
と言っているのを聞いた時です。
東京国立近代美術館併設のレストランは「ラー・エ・ミクニ」
もし美術館で懐石料理までいかなくても、簡単に回転寿司や立ち食い蕎麦などでジャパニーズカルチャーを味わえたのなら、外国人だけでなくサクッと食事を済ませたい日本人にとってもうれしいはず。彼らは結局何も食べずに美術館から足早に去ってしまいました。
お腹を空かせて疲れ果ててでは、鑑賞どころではなく単なる苦行に過ぎません。
私も何度か併設レフトランは満席だし、他に食べる処もないしで苦行を強いられた経験があります。

セキュリティの問題などいろいろあると思いますが、たくさんの人に来場して欲しいのなら、来場者が求めているものにちゃんと答えていく必要があるのではないでしょうか?

近い将来、美術館ならではのユニークなデザインの回転寿司、そば・うどんなどのお店が併設される事を強く期待します!

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