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1月, 2011の投稿を表示しています

Grasse (グラース)―Ⅲ

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Grasse (グラース)―Ⅱの続きです。 その後はそのまま向かいの 「L'Usine Historique(フラゴナール香水歴史工場)」 へ。 もう香水に関しては「国際香水博物館」で勉強済みだったので、こちらではざっと見て、併設のブティックでお買い物。バラの香りのボディークリームを購入しました。 フラゴナール社のボディークリーム バラにも色々な種類があったのですが、比較的石鹸の香りに近い ‘5月のバラ’ というものにしました。甘すぎず、やさしい香りでこれをつけて寝ると良い夢が見られそうです。ところで、グラースを歩いているといたるところで ‘Fragonard' の文字を目にします。18世紀の頃より裕福な家柄だったらしいのですが、 香水業で莫大な財を成し、今もグラース町じゃなくて、フラゴナール町じゃない?と思う程その威力は偉大です。 サプライズの試供品 買い物をした時に何かを袋に入れてくれた気がしたのですが、商品の案内かな?と思って気にしていませんでした。 日本に帰って来て袋の中を見てみると、香水が染み込んだウエットティッシュ(上の写真)が4~5袋入っていました。 そしてパックの外からも、良い香りが!日本人の様な気遣いの細やかさ!とちょっと感動しました。 そういえば、ブティックには大型バスで乗りつけたアメリカ人御一行様や、グループ参加で香りのレッスンを受けた後、買い物をしている方などがたくさんいらっしゃいました。 ビジネス展開も確かにお上手なのでしょうが、その蔭での小さな心使いの積み重ねも大きなビジネスに繋がるのかも、と感心してしまいました。 「L'Usine Historique(フラゴナール香水歴史工場) 」 を出たら、 目の前の道路、その名も B.d.Fragonard を左に、少し坂を下る様にして進むと、 「Villa-Musée Fragonard(フラゴナール美術館)」 に出ます。   途中の案内看板 こちらも是非訪れて欲しい美術館です。 こちらでは、前述のフラゴナール家の一員であり、ロココ時代(18世紀)の代表画家であるJean-Honoré Fragonard(ジャン・オノレ・フラゴナール)の作品や、その息子や孫、義妹の作品を観る事が出来ます。特に階

Grasse (グラース)―Ⅱ

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Grasse(グラース)―Ⅰ の続き カフェを出た後は散歩。 グラースの町中 ‘ロゼワイン’と言えば、その生産量は、プロヴァンス地方がフランスで1番ですね。 以前、 ‘ロゼは甘いからあまり食事には向かない。’ と聞いた事がありますが、それは昔の話、今では甘くないものもたくさんありますし、 ‘お昼の食事には‘ロゼ’がぴったり!’とチョイスする方も多い様です。 2年程前、スペイン人マダムと食事した際、お店の方が‘ロゼ’を薦めてくれるし、おいしそうなので注文しようとしたら、‘ロゼは駄目!甘いから食事に向かない。’と反対された事があります。 その時は、ワインを飲む習慣があるスペインでもそうなのか、と驚きましたが、 良く冷やした ロゼはピザ などとも相性がいいですよ! カフェ を出たら、すぐ前の通り Rue Jean Ossola を左に進みますこちらは旧市街へ続いており、道沿いに お 土産屋さんや、 名所の水飲み場などがあります。 古くからある水飲み場 しばらく進み、右手にある Rue Gazan を上って行くと、 Cath é dral e Notre-dame du Puy (ノートルダム・デュ・ビュイ大聖堂) に出ます 。 ノートルダム・デュ・ビュイ大聖堂 こちらでは ルーベンス の絵や フラゴナール の ‘Le Lavement des pieds(洗足)' を鑑賞する事が出来ます。教会の中での鑑賞は、美術館内での鑑賞に比べて、静かで荘厳な雰囲気の中なので、より胸に迫るものを感じます。(フラゴナールは裕福な家柄で香水業で財を成した他、偉大な画家も輩出しています。)絵は、そばにあるボックスにお金を入れると電気が点り、観られる仕組みになっているので気をつけて。 小高いところより町の外を見下ろす この辺りは旧市街の中でも小高い所に位置しており、町の外を見渡すと、あ~海辺から山の中に入ってきたんだな~と実感できます。 その後は、旧市街を散策しながら先程の道を戻り、お昼に入ったカフェのお向かいの 「 Mus é e Provecal du Costume et Bijou(プロヴァンス民族衣装・宝石博物館)」 へ。 こちらは 香水メーカーのフラゴナールが経営しているのですが、フラゴナ

Grasse(グラース) Ⅰ

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今回は山の中の香水の町、 Grasse(グラース) のご紹介です。 グラースと言えばパフューム、そう香水です。 こちらでは中世から革なめし工業が盛んでしたが、16世紀に入って革特有の臭いを消す為に香水を製造したのが始まり、と言われています。 現在、フランスで生産される香水の2/3はグラースで生産されており、あの有名な ‘シャネルの5 番’ もこの町で誕生したそうです。グラースはいつか行きたい!と想う憧れの地でした。 ニースからは500番のバスで1時間30分 ぐ らいで行けます。山をぐんぐん上って行くので、山間の町なんだな~と実感出来ます。 グラースのGare routiére(長距離バス停留所)町の中心部に近い Boulevard du jeu Ballon(ブルヴァール・ドゥ・ジュ・バロン) この日は7月14日、革命記念日でしたので、フランスの国旗がずらっと。バス停留所からは、大きな通 りBoulevard du jeu Ballon に出てまっすぐ南の方に進むと、途中 イン フォメーション があり(こちらで町の地図を頂くと便利です)、さらに進むと左手に Mus é e International de la Pafumerie(国際香水博物館) があります。  Musée International de la Pafumerie(国際香水博物館)の入り口 まずは、こちらで香りのお勉強。 ここでは 香りの種類とその歴史、香水の作り方とその歴史、そして香水にまつわるもの、例えばポスターや容器、広告などが展示されています。 私がすばらしいと思ったのは、その展示の仕方です。分かりやすいだけではなく、デザイン的な美しさや仕掛けの楽しさに気を配り展示されていました。例えば、 香りの展示 これは、香りを確認する機械で、ボタンを押すとその香りがマイクの様なところから出てきます。 同じthym(タイム)でも気候や土壌が違う為、日本のそれとは香りが異なります 。日本でなじみのある香りも試してみたらいかが? 国際香水博物館の中庭 中庭には今回の企画テーマである ‘オレンジ’ やレモンの木が植えられており、その木の歴史や効能などの説明が合わせて展示されていました。お洒落でしょ? 出口

Galette des Rois(ガレット・デ・ロア) 

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生地の周囲の押さえが足りなくて膨らみすぎましたが、 Galette des Rois(ガレット・デ・ロア) を作りました。 最近は、日本のお菓子屋さん、パン屋さんでもよく見かけ、毎年召し上がる習慣の方も多いと思いのではないでしょうか? 元々は1月の2日以降の第1日曜日(公現祭・・・キリスト教の祝日。東方の3博士がキリストの誕生を知り、キリストが公に現れた事を祝う宗教行事。)に頂くもの ですが、フランスでも日本でもほぼ、1月一杯販売されていて、家族やお友達と複数回頂く方も多いようです。 ‘ガレット・デ・ロアを広めよう!’という 『ガレット・デ・ロアクラブ』( http://www.galettedesrois.org/ ) というものもあり、有名シェフも多数参加しています。 面白いのは、 中にフェーブ(昔は豆、今は小さな陶磁器の人形などが多い)を仕込む事。 切り分けて、そのフェーブが当たった人がその日一日王様になれ、皆に祝福されます。 私は、毎年1回目はフェーブを入れたものを作り、、2回目以降はフェーブ抜きで作ります。 なぜってその方が、「噛んでしまったらどうしよう!」などと心配せずに、安心して頂けるから―。

Monaco(モナコ) Ⅱ

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Musée Océanographique de Monaco(海洋博物館・水族館)の前から、観光名所を周るプチ トラン(小さな路面電車)が出ています。 その乗り場の向こう側の遊歩道を歩いて行くと、広場(Place de la Visitation)に出ます。 その広場に面して 、『Chocolaterie de Monaco(ショコラトリー・ド・モナコ)』 があります。 『Chocolaterie de Monaco(ショコラトリー・ド・モナコ)』入口付近 こちらは皇室お気に入りのchocolaterie(ショコラトリー)で、 サロン (喫茶スペース)が併設されています。 夏だった為、溶けてしまうチョコレートのお土産は諦めて、店内のサロンで‘ chocolat chaud(ショコラ・ショー) ’をオーダーしました。小さなタブレット付きでした(^O^)/ 集合時間が近かった為、余り時間が無く、マダムに 「すみません余り時間が無いのですが、すぐお願い出来ますか?」と尋ねると気持ちよく、 「ええ、すぐ、すぐお持ちしますね。大丈夫ですよ。」 と言ってパパッと手際よく作って下さいましたo(^▽^)o その後、広場(Place de la Visitation)からカジノや高級ホテルが立ち並ぶ Monte-Carlo(モンテカルロ地区) へ移動。 広場からは、6つ地区を結ぶバスが出ており、本数もあります。 係りのムッシュがテキパキと案内してくれます。 モンテカルロのカジノ  カジノ(Casino de Monte-Carlo) の入り口  カジノ(Casino de Monte-Carlo) では、 私は圧倒されて写真を撮っただけで失礼したのですが、語学学校で同じクラスのドイツ人の男の子は、パスポートを見せて中に入って行きました。 後で、 「賭け事の結果はどうだった?」と聞いたら 「賭け?何もやっていないよ。」と言われ、 「何も?じゃ何にし行ったのよ。」と言うと、 「見たんだよ。じっくり、自分の目で見てみたかったんだよ。」 と言われました。 あ~!そうか! せっかくここまで来たんだから、ラフな格好だからとか、賭けるほどお金持ちじゃないからとか思わないで入ってみればよかったな~

Monaco(モナコ)Ⅰ

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今回はフランスではありませんが、同じフランス語圏の モナコ のご紹介です。 こちらへは、語学学校の excursions(遠足) で出掛けました。 ☆語学学校は、ニースの『l' école AZURLINGUA』 です。(学校の事についてはまた後ほど・・・) バスでも行けるのですが、この日は 電車 で出掛けました。 ニースからは、20分ぐらいです 。(バスでは、40分ぐらい。) モナコ駅改札付近 公国モナコは、世界で2番目に小さいく、地中海にそり立つ岩山の国です。平地の面積が極端に狭いこの地を第一次世界大戦後、文化・観光都市に発展させたその手腕は、見事としか言い様がありません。 公国は6つの地区に分かれていますが、私は今回、旧市街が残る Monaco-Ville(モナコヴィル地区) 、 Monte-Carlo( モンテカルロ地区) を訪れました。 2つある駅出口のうち、大公宮殿に向かう西側の出口を出て、延々と山道を登って行くと Place du palais (広場)に出、そこには、 Palais Princier de Monaco (大公宮殿)や、 Mus é e des souvenirs Napol é oniens (歴史博物館)があり、旧市街が広がっています。 Monaco-Ville(モナコヴィル地区)の旧市街の路地 道に 何も落ちていなくて綺麗です!(フランスだったらありえない・・・。) 旧市街の パン屋さ ん で、「お奨めのパンは?」と聞いたら写真のパンを紹介されました。 グレース・ケリー王妃 が好きだったパンだそうです。 ピンクとシロの砂糖粒がまぶしてあるブリオッシュはグレース・ケリー王妃のお気に入りだった ‘彼女はお子様達とよくこの旧市街を散歩をされて、このパンを購入されてた’と書いてありました。 ピンクとシロの砂糖粒がまぶしてあるブリオッシュで、美味しかったです。 旧市街から歩いて、 Mus é e Oc é anographique de Monaco (海洋博物館・水族館) に移動。  Mus é e Oc é anographique de Monaco (海洋博物館・水族館) 入場料は少し高いですが、建物も綺麗ですし、1階の ミュージアム

2011 あけましておめでとうございます。

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あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 お正月のお雑煮は、鳥団子、海老団子、手毬麩、と丸いものを多くしてみました。 今年も皆様にとって、幸多き一年でありますように―。 南仏旅行記は、MONACO(モナコ) からです。