エミール・ガレとナンシー

来週、東京都庭園美術館で開催されている「ガレの庭」を観に行きます。
エミール・ガレ(1846-1904)は日本でとても人気がある工芸家なので、彼に関する展覧会はよく開催されますね。
今回はその中でも彼と植物学の関わりがテーマだそうで、とても楽しみです。
そう言えばガレの作品が充実している、ナンシーの『ナンシー派美術館』を訪れた時もその庭の充実ぶりに驚きました。
庭も当時の様子を再現している
『ナンシー派美術館』はフランスのナンシーにある、ガレのパトロンだったコルバン邸で当時の様子を再現するかたちで展開している美術館です。
美術館の入口付近
家具なども当時のままです。
私が一番驚いたのは、窓辺の自然光が入るところに飾り棚を設置していた事です。
作品を通して庭が見える様になっているのです。

窓辺の飾り棚

図柄の植物を庭の植物と対比しながら鑑賞できる
日本では考えられない展示の仕方ですが、この展示の仕方が本来の飾り方なのだろうと思います。
  
タイプは違いますが、庭を眺められる展示室をもつ東京都庭園美術館ではどの様に展示されているのでしょうか、その辺りにも注目して観てきたいと思います。


*余談ですが、ナンシーのお土産で有名なのが<マカロン・ド・ナンシー>です。

クリームを挟んだパリのマカロン<マカロン・ド・パリジャン>とは違い、素朴な味わいです。
街中で売られていますが、『Maison des sœurs Macarons』で購入するのがお薦めです。
なんと200年前から同じレシピ・同じ作り方で作り続けている老舗なんです(!)
そしてそのおいしさは格別ですよ〜。

『Maison des sœurs Macarons』のパンフレットとマカロン・ド・ナンシーのパッケージ

ナンシー の街歩きガイドはこちらをご覧ください。

・『ナンシー派美術館』(Musée de l'Ecole de Nancy)
・『Maison des sœurs Macarons』












このブログの人気の投稿

【建築巡礼ー5:アールトによるルイ・カレ邸】

【アート通信ー25:ベルリン・集合住宅「ジードルング・ブリッツ」】

【建築巡礼ー10:シャトー・ラ・コストChâteau-La-Coste】