ルドルフ・シュタイナー展

 
ワタリウム美術館で開催されている「ルドルフ・シュタイナー展」を訪問しました。
シュタイナーは日本では‘シュタイナー教育’で有名ですね。
私も一時シュタイナー教育に傾倒したことがあり、いろいろな本を読んだり勉強会に参加したりしたのですが、すっと入る事もあれば、???の事もあり、なかなか手ごわいという印象を持っています。

展覧会では、彼が講義の際用いた黒板の記録(‘黒板ドローイング’)も紹介されていて、
彼の筆致をダイレクトに感じられる貴重なものでした。
しかしもともと彼の考え方には、宇宙規模というかちょっと難解なところがあるので、
予備知識なしでの理解は難しいでしょうか?

またシュタイナーの建築‘ゲーテアヌム’も紹介されていました。
映像で全体像を見せてくれるので分かりやすく、合わせて紹介されていた坂口恭平さんの視点からのシュタイナー論は、リアルで新鮮でした。

関連イベントとしてマルシェが開かれているのは、よりシュタイナーの考え方を理解できるユニークな企画。

全体的に少し説明不足で、理解しにくく感じますが、
一度チケットを購入すれば、会期中何度でも入場できるのがこの美術館のいいところ。
疑問点は勉強して、また足を運ぶのもいいのですね。
私も後、2度ぐらいは行きたい思っています^^。

おしゃれなショップ・カフェも入っており、待ち合わせにも最適です。
7月13日(日)まで。
http://www.watarium.co.jp/

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