サン・ポール・ド・ヴァンス(マーグ財団美術館ーⅡ)

美術館を出た後は、バスの時間までバス停近くのレストランでお昼でも!

なんて名前の料理?
写真のものを頂きました。
何という名前の料理なんでしょう?実は私が頼んだものはクレープで、まったく違う料理が出てきてびっくり!いまだにこれが何であったのか分かりません(>_<)
余りにもイメージの違う料理に唖然とし、‘これは私が頼んだ料理?’と聞くのも忘れてとにかく頂きました。

ハムの様なお肉は、野生味あふれ、右奥のものはアルミホイルで包まれたジャガイモで、アツアツにバターを付けて頂きます。おいしいです。周りを見回すと、この料理を召し上がっている方が多いので、この辺りの名物料理なのでしょうか?

お店の方も、私の言葉が良く聞き取れず、‘きっとこの料理に違いない!’と思い込まれたのかもしれません。ただ、フランス地方のオープンテラスで召し上がった経験がある方はよくご存知だと思いますが、ハエがブンブンたくさん飛んでいて、料理やパンにも容赦なく止まるんですね。それを手で追い払うのが忙しかった・・・。

まだバスの時間まで間があるので、先程通り過ぎた気になるギャラリーを覗きに行きました。
ギャラリー外観
そのギャラリーは、バス停からマーグ財団美術館に向かう途中の右手にあるのですが、庭にも彫刻が点在しているとても素敵なギャラリーです。「こんにちは~」と声を掛けても、わざとらしく咳払いしてもギャラリーの方はどなたかとおしゃべりしていて一向にお構いなしっ、て事は自由に観ていいって事ですよね?

ギャラリー内部

なかなかいいギャラリーです。コレクションの質も、センスもいいです。庭の彫刻は旅をテーマにしている作品が多かったですね。

ギャラリーの庭

そろそろ、バス停へ。ちゃんと調べておきました!‘St Paul’のバス停は通過してしまう事があるって事を。だからきちんと、‘Village-Fondation Maeght’のバス停へ!
ところが、ちょっと不安になりました。そのバス停には、誰も居ない・・・でも、ちゃんと書いてあるし、待ちました。20分・・30分・・バスが来ました!さあ、手を挙げて!・・通過です。なぜ?
「ちょっと!止まってよ~!」思わず日本語も・・・。
‘何で何で?どうして?日本人(東洋人)嫌いなの?嫌いだと止まらないの?’
思わず、いじけてしまいます。
こうなったらこの怒りをまた、誰かにぶつけなくては・・・今回はだ~れもいません。
しょうがない、先程のレストランまで戻り・・・

‘あれ?どうしたの?忘れ物?’
いう顔のおじさんに、
「あそこのバス停でバスを待っていたんだけど止まらないの!行っちゃったのバスが・・・手も挙げたのに!」
と訴えると、
「あ~あそこは危ないね。止まらない事ある。‘St Paul’に行ったら?歩いてすぐだよ。」
「でも、あそこは止まらないって書いてある、ほら!」
とバス会社の時刻表の表示を見せると、
「本当だね~でも、あっちの方がいいと思うよ。あっち、この道をまっすぐだから。とにかく行ってごらん。」

しょうがない。ここで‘だって!だって!’と言っていても始まらない・・・。St Paul’のバス停へ。居ますね~人が。一杯!皆うんざりした顔しています・・・。‘う~ん、本当に止まるのかな~?止まったとしても乗れるのかしらこんなにたくさん・・・。’

結果としてバスは来ました。
そして全員ぎゅうぎゅうで乗れました。

このモニュメントの前にバスは止まります
何でバスに嫌われたのか今だに分かりません。日本に帰ってからも、こんな事する人って居ないんだろうな~と思いながらバス会社にメールで説明を求めましたが、もちろん返事はありません。ま、学習した事は
‘人が大勢居るバス停で待て!’
近くの人にこのバス停でいいのか、念の為確認しろ!’
です;

バスに嫌われ、振り回されたサン・ポール・ド・ヴァンスの旅でしたが、後になれば、これも旅の思い出です^^。

マーグ財団美術館の詳しい情報はこちらから 
*いい感じだったギャラリーはGuy Pieters Galleries

次回はアンティーブの「ピカソ美術館」です。

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