Antibes(アンティーブ)ピカソ美術館


今回はAntibes(アンティーブ)にあるMusee Picaso Chateau Grimaldi (ピカソ美術館グリマルディ城のご紹介です。

ピカソ美術館入口

こちらへは国鉄の駅からも行けますが、バス利用の方が近くて便利かもしれません。ただ、バス停名に‘アンテーブ’という言葉はありませんので注意が必要です。ニースからは、200番のバスBriandで下車、帰りはDugommierで乗車です。

下車したバス停近くに、ツーリスインフォメーションがありますので、そちらで、町の地図を頂くと便利です。インフォメーション脇のPlace Général de Gaulleを抜け、Place Guynemerを抜け、Rue de la Républiqueを海に向かってまっすぐ進むと、Place Massenaに出ます。ここの右隣でプロヴァンス市場が開かれています。ご案内は後程。

ピカソ美術館はここからもう一本海寄りの通りです(ピカソの顔写真があります)。
入り口を入り正面がチケットカウンター、左奥がトイレ、右脇を入っていくと展示空間へと進めます。目の前にはテラス(こちらにも出られます。)も広がり、とても明るく開放的。ここを左に進むとミュージアムショップがあり、本も充実しています。展示室に入る前に、クロークカウンターがありますので、手荷物などは、こちらに預けて身軽になりましょう。

私も先に立ち寄ったプロヴァンス市場で購入したハーブなどが入った袋を預けると、
日焼けした元気なお兄さんがウインクして
「お~!この香りは!知ってる~僕は知っているのさ~エピス!そう、そしてエルブ・ド・プロヴァンス!う~ん、子供の時からず~と知っているのさ~」と陽気にオリジナルの歌を歌いながら預かってくれました。
                      
美術館側から海側を見る

身軽になったところで、存分に作品を、空間を堪能しましょうそう、ここでは 、ピカソの作品のみだけでなく、彼が生活していた息吹も存分に感じる事が出来ますそれもそのはず、 この美術館は、1946年にアンティーヴ市が、市の所有となっていたグリマルディ城を、大作を作るピカソに貸し出し、彼がここで制作した作品の大半を、市に寄贈したことからはじまっています。

そして‘ピカソ美術館’と名が付く美術館は、世界にあと3つ(ヴァルセロナ・パリ・ヴァロリス)ありますが、実際に彼が滞在していたのはこちらだけなのです。
青く広い海と、大きな空、さんさんと降り注ぐ太陽、陽気で気さくな人々、すべて彼の作品に繋がります。

*プロヴァンス市場、そしてペイネ美術館の様子は次回お伝えいたします。


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