巡礼の最終目的地 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 12月 27, 2016 今年の巡礼の旅では、最終目的地とされるスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラに行きました。聖ヤコブの遺体が安置されたカテドラルは金色が強く、想像していた姿とは違いましたが、ここで感謝の祈りを捧げて今年を締め括ります。年明けより少しずつ、旅のメモなどを書いていきたいと思います。皆さまどうぞ良いお年をお迎え下さい。 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
【建築巡礼ー6:VITRA CAMPUS・・・有名建築家の作品展示場?】 6月 18, 2016 VITRA CAMPUS は、 世界的な 家具メーカである、ヴィトラ Vitra社の自社施設で ドイツのヴァイル・アム・ライン Weil am Rhein にあります。 ヘルツォーク&ド・ムーロン Herzog&de Meuron によるショップ Vitra Haus(2010) 内部 将来有望と思われる建築家(近年は既に世界的建築家も含む)にそれぞれの施設を依頼して使用しています。 「ここは有名建築家の作品展示場?」 私の口をついて思わず出てきてしまった言葉です。 工場建屋を建築家に依頼する例は、ペーター・ベーレンス Peter Behrens によるAEGのタービン工場(1910年)などより多々あると思いますが、全ての施設を建築家に委ねている所は世界的にも珍しいのではないでしょうか? 広大な敷地には工場・アトリエの他、イベント用の建物、美術館、ショップなどが点在しています。 そのうち、 フランク・ゲーリー(Frank Gehry)のヴィトラデザイン美術館 Vitra Desaign Museum(1989) とショップへは誰でも自由に入る事が出来、工場やイベント用の建物へは見学ツアーで中に入る事が出来ます。 工場・アトリエ建屋は ニコラス・グリムシャ NicholasGrimshaw 、 フランク・ゲーリー Frank Gehry 、 アルヴァロ・シザ Álvaro Siza 、 サナア SANAA という錚々たるメンバーにより設計されています 。 個人的にはこの建物が一番「工場」らしくて好き。ニコラス・グリムシャウ Nicholas Grimshaw による工場建屋factory building(1981,1983) お尻の方だけですが、アルヴァロ・シザ Álvaro Siza による工場建屋 factory building(1994) 左側のサナア SANAA による工場建屋factory building (2012)は、右側のニコラス・グリムシャウ の工場と橋で繋がっている レースのカーテンの様に見えるサナア SANAA の工場建屋上部 下部はスカートのすその様 日本の建築家で... Read more »
【建築巡礼ー5:アールトによるルイ・カレ邸】 6月 11, 2016 屋根の傾斜はなだらかな土地の傾斜に沿っている フィンランドの著名な建築家でありデザイナーであるアルヴァ・アールト(Alvar Aalto:1898-1976)による建築です。 フランス人画商:ルイ・カレ(Louis Carrē:1897-1977)の晩年の家で、自然の中でアートと過ごす自宅兼ギャラリーです。 1959年に完成し(細部まで完成したのは1963年)、パリから西に40㎞、ベルサイユの先にあります。 *こちらはフランスで唯一見る事が出来るアールトの建築です。 デザインされた頑丈な門 雑木林の小道 門を入り、広大な敷地を歩いて行くと建物にたどり着きます。 玄関入口付近 木材の使用や大きく厚い窓ガラス、そして光の入れ方などから北欧の建築家の手によるものだと感じる事が出来ます。 ポーチの柱、こんなところにも木材を使用。 木材を使用したリビング外観 大きな厚い窓があるリビング リビングの暖炉周辺は自然素材の使い方がとても素敵 やわらかな光を取り込む玄関ホールの明かり窓 カレは仕事柄たくさんのアーティストや建築家と付き合いがありました。 そんな中で知り合いではなかったアールトに設計を依頼したのは、自然と共に過ごすというテーマやアートとの向き合い方に、彼と自分との共通点を見出したからだそうです。 こちらのリビングの為にデザインされたマット プライベート空間と、公的空間を分ける圧迫感のない扉 計画は3年もの年月をかけてじっくり進められ、完成後は当初の予定通り顧客、デュシャンやミロといったアーティスト、小説家、著名人などを招待してコレクションを堪能しながら交流を深めたそうです。 ギャラリストとして、まさに理想的な生活です。 庭には各居室からアクセス可 パーティーにも利用された庭 そしてカレの死後も夫人は亡くなるまで住み続け、ピカソなどの大事な美術品を手放してもここの土地・家は手放しませんでした。 とても強い思い入れがあったのでしょう。 現在はフランスのアールト財団が修復を続けながら公開・管理をしており、撮影やレセプションへの貸し出し、展覧会の開催などにも対応しています。 庭との関係(自然との関係)、部屋の取り方、家具・照... Read more »
【コルビジェ巡礼ー7:母の家】 4月 23, 2016 正式名称はla Villa「 Le Lac」(湖の家)です。 コルビジェとジャン・ヌレの設計により1923年、コルビジェが36歳の時に引退した両親にプレゼントした家で、スイス、レマン湖の畔にあります。父親はこの家に住み始めてまもなく亡くなってしまったので、実質‘母の家’という事なのでしょう。 個人的にはとても親しみを持ちました。なぜならその規模が小さく、自分の感覚で把握できるサイズだったからです。長さ16メートル、幅4メートル、長方形の平屋です。 庭より家を見る。ガラスの窓の様な扉が玄関。 中に入ると廊下はなく、ゲストルーム、食堂兼サロン、寝室、バスルームとわずかな仕切りだけで繋がっています。(このうち、ゲストルームは開閉式の扉で完全に仕切れます。) ゲストルーム。扉はすべて左側に収められる。 食堂・サロン 寝室 バスルーム どの部屋も南に面し、一連の大きな窓で繋がっているのでとても明るく眺望も素晴らしいです。しかも窓の高さが絶妙で、家の中から外を見ると敷地は見えず、まるで船に乗って航海している気分になります。 やはりある!屋上。 道路側より庭を見る。左奥の扉からはボート乗り場に直接出られる。 敢えて作った塀と窓。特等席。 庭から直接出られるボート乗り場。 庭に設置されている犬用の椅子。小窓から通りを行きかう人を見る事が出来る。 訪れた時は3月だったので緑も多くありませんでしたが、当時の写真を見るとうっそうと木々が生えているので、もっと緑に囲まれた家だった様です。 図々しい発想ですが、自分が住むなら自宅というより別荘かなと思いましたが、アルプスの山々やレマン湖を独り占めする眺望、庭からすぐボート乗り場に出られる解放感、とは言え、町から隔離されていないアクセス(駅まで徒歩20分)、細かいところまで気配りが行き届いた建物、「こんな家に住みたい!」と素直に思える家でした^^。 la Villa「 Le Lac」 コルビジェ巡礼はこれで終わります。 次回からは 今回の旅で触れた素晴らしい 建築・場所 について触れていきたいと思います。 *‘ コルビジェ’の表記について ... Read more »
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