軍艦島
念願の軍艦島に行って来ました! 世界遺産候補で注目を集めている軍艦島を私が初めて知ったきっかけは、2012年に開催された東京都写真美術館での企画展でした。 『映像としての冒険vol.5 記録としての映像』展の 出品作家の1人としてベルリン在住のアーティスト:ニナ・フィッシャー&マロアン・エル・ザニが映像作品「Spelling Dystopia」(2009)で、‘軍艦島’を取り上げていたのです。 "こんな島があるんだ…知らなかった、行ってみたい!"とそれ以来ずっと思っていました。 軍艦島は皆様ご存知の様に、正式名称:端島(はしま)で、炭鉱産業の為に増設して作られた島です。 日本初の鉄筋コンクリート高層住宅が造られたところでもあり、学校・保育園・病院・映画館まであり、最盛期は東京都の9倍もの人口密度があったそうです。 現在は無人島です。 よって個人で訪問・上陸と言う訳にはいきません。 上陸するにはツアーに参加する必要があります。 今は申し込みが多く予約を取るのも大変な状況ですが、ツアーに参加出来ても"上陸"そのものにも関門があります。 それは、軍艦島の港まで行けても風が強いと上陸出来ないのです。 通常の島だったら上陸出来る状況でも人工港では難しいそうです。 でもこればかりはお天気次第なので祈るしかありませんね(^ ^) 今回、私達は運よく上陸出来ました! 詳細については実際に訪れていただきたいのであえて書きませんが、今後の島の状況については、コンクリートの劣化を止める方法など、まだまだ未開発の事も多く、いつまでこの状態を保存出来るのかは不明だそうです。 また、当時の労働実態の問題など、 単に‘こんな島があったんだ、すごいね!’で終わらせてはいけない事実があった事も確かです。 ガイドさんもおっしゃっていましたが、実際に島を訪れ、自分の目で確認し、感じ、更に必要であるならば調べ、こういう島があったという事実とその実態を自分の中に落とし込み、各自が考え消化していく事が大事だと訪問してみて思いました。 ツアーへの参加の仕方や様子などは、 「ISLAND TRIP さんのブログ」 がとても参考になるのでお勧めです。3つのツアーの内容が詳しく解説されており、私も参考にしました(