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7月, 2010の投稿を表示しています

シャガール美術館

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旅をした Côte d ’Azur (コート・ダジュール地方)  の美術館の1つ、 Nice (ニース)  の  シャガール美術館 をご紹介します。 美術館の敷地の入口付近 正式名称は、 「Mus é e national Message Biblique Marc Chaga」 (マルク・シャガール聖書のメッセージ国立美術館 )。 とてもきれいな庭の中のあり、フラットな設計で、収納作品のボリュームもちょうど良く、またテーマも聖書からのメッセージに絞ってあるので理解しやすいと思います。 ゆったりとした敷地の中に建っている 初めにミュージアムショップが入っている、小さな建物の中でチケットを購入し(トイレもあります)、庭を抜けて美術館本館に移ります。そこで、自分の国籍を告げ(アンケートです)、言語を指定してオーディオガイドを借ります(日本語もあります)。後はガイドに従って、あるいは自分の見たい順番に鑑賞していけば大丈夫です。 ステンドグラスもとてもきれい こちらは必見! 奥にあるホールには、ステンドグラスと内蓋に絵が描かれたピアノのような楽器があります。また、こちらでは約1時間ごとにシャガールの生涯を描いたフィルムも上映しています(約1時間)。解説はフランス語ですが、映像にはシャガール自身や、彼がこちらの美術館を訪れた時の様子なども映っていますので、貴重なフィルムと言えるでしょう。 やはり‘青’はきれい 間接的に自然光が入る。季節・時間帯によって窓のブラインドカーテンは開けられる 全館白を基調としており、柔らかな自然光が作品の色(特に青)の美しさを際立たせます。 海外の美術館では、作品の色がその土地の空気、光の違いによって、日本で見るのと異なって感じます。日本では閉ざされた薄暗い空間でライトで照らし出された作品を鑑賞する事が多く、同じ作品を現地で鑑賞すると、こんなに明るくきれいな色だったのか!と驚かさます。 今回のこちらの訪問でも私のシャガールへの印象は、もっと明るく、愛にあふれたものへ変わりました。          広い庭の隅にカフェスペースがある 一人では食べきれないサイズのバケットサンド 鑑賞後は、庭のカフェでのお茶もしくは軽食がお勧めです。スタッフは

マチス美術館

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今日はNiceにある「 Mus ē e Matisse(マチス美術館) 」 のご紹介です。 マチス美術館外観 こちらはマチスが晩年過ごしたフランス・ニースにあり、17世紀の邸宅を美術館として使用しいます。2階から入って上に上がると3階( トイレ があります)で、下がって1階から出る、といった構造になっています。出口近くには ミュージアムショップ もあり、お土産によさそうなものもあります。 私が訪れた時の企画展は、『Lydia Delectorskaya』でした。 マチスは晩年を、光に満ちたこの土地で過ごしたのですが、Lydiaはマチスの、ミューズであり、モデルであり、アシスタントであり、秘書でもありました。私も今回始めて彼女の存在を知ったのですが、マチスにとても尽くした女性のようです。 シャガールにしても、ピカソにしてもそうですが、女性に作品と共に愛された人は幸せだととつくづく思います。 マチス美術館がある公園 美術館はオリーブや糸杉の木が植わった広~い「 公園(Parc de   Cimiez) 」 の中にあります。 公園にはペタンクをする人達、ファミリーでお弁当を食べながらくつろいでいる人達、一人静かに木陰で本を読んでいる人などさまざまです。売店もありますが、十分欲しいものが手に入るとは限りませんので、 食べ物・飲み物は持参 して行くと、素敵な空間を独り占め出来て、とても得した気分で一日楽しく過ごせますよ。 ここでは、Niceの町の喧騒がうそのようで、静かに時が流れていきます。 以下はすぐそばの一緒に訪れるがお奨めの施設です。 「シミエ・フランシスコ会修道院」外観 お隣にある「 Monast ē re Franciscain de Cimiez(シミエ・フランシスコ会修道院)」 の 中では、修道院の生活を再現した展示や解説などを見る事が出来ます。壁や天井に描かれた模様も、穏やかでかわいらしい。バラが咲き乱れるお庭もすばらしく、庭園の突き当たりテラスからの眺望は絶景!     庭園のテラス 修道院に隣接している円形闘技場跡 こちらは 隣接している ローマ時代の遺跡「 Ruines Romaines(円形闘技場跡) 」 です。 中を歩き回る事が出来て、古代にタイムスリ